n次元とは別に,縦横高さ・・・ではなく,
(バスト,ウェスト,ヒップ,身長,体重)
でもいいし,
(風速,気圧,湿度,温度,降水量,日照量,風水)
でもいい.
と書いたが,これはもちろんベクトルであるが,統計量と見れば相関が計算できる.
(バスト,ウェスト,ヒップ,身長,体重)
としたとき,2人のデータ
A=(a1,a2,a3,a4,a5),B=(b1,b2,b3,b4,b5)
について,内積
A・B=a1×b1+a2×b2+a3×b3+a4×b4+a5×b5
とそれぞれの大きさ
|A|=√(a1^2,a2^2,a3^2,a4^2,a5^2),|B|=√(b1^2,b2^2,b3^2,b4^2,b5^2)
が計算でき,なす角θに対し,
cosθ=A・B/(|A||B|)
が計算できる.この cosθ は統計における「相関係数」である.
-1≦cosθ≦1 であるが,1に近いほど「正の相関が強い」
0に近いほど「相関が無い」
-1に近いほど「負の相関が強い」
といえる.
国語と数学の成績について,全国10万人のデータの相関を調べるのは,代数的には10万次元のベクトルのcosθを計算していることになる.
ついでにいうと,フーリエ解析は無限次元のベクトルと見ることができる.
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