599BK の短時間交信に飽きると,「拾ってくれないかな」と 3.5 や 144 で CQ.
3R5 ではノイズとフェーディングがひどくて取れなかったそうだ.144はメーターが全く振れなくても,ノイズがないからクリアに聞こえる.お互いシグナルレポートは 519.
話題の大半は,サテライト通信.
次の内容を,テキトーに間違えながら(汗)英作文.(以下は,交信で言葉が足りない部分をかなり補足しているけど)
欧文CWでは言いたいことの半分も言えない.お互い想像力を働かせながらということかな.
そもそも,全部の単語が取れないから,取れなかった単語は前後関係を考えて「想像受信」であり,場合によっては「創造受信」だ.
まず,使用機器は FT-817 のスタック(^^; >以前の記事
アンテナは釣竿ダイポールというかロングワイヤーというか.
まぁ針金を波長に合わせて切って,釣竿にくっつけただけのもの.>以前の記事
この1本の釣竿で,50,144,430 が使えるようになっている.
で,2バンドのアンテナから1本の同軸ケーブルを出して,デュプレクサで 144と 430 に分け,2台の FT-817 に分配している.
インドの衛星 VO-52 の場合は 430MHz帯で送信,144MHz 帯で受信.
430で送信して,衛星が144にして返した自分の信号を聞きとる,ループバックからを聞きながらの交信となる.
つまり送信中,同時に受信しなければならないから,デュプレクサが必要となる.
低軌道衛星なので,アンテナはビームアンテナである必要はない.
真上近くを通り過ぎるときはホイップアンテナで十分.
低軌道衛星はスピードがあってパスの時間は10分少々.あっという間に通りすぎるから,ビームアンテナを向けるほうが大変だと思う.
また,コーリニアGPのような発射角が鋭く低いアンテナより,無指向性のホイップのほうがアンテナの向きを考える必要がないから簡単だと思う.
そして,最大仰角が高いほうが近くを通るし,通過時間も長いから電波を捕まえやすい.
VO-52 は近くて強力だから145.8600 MHzのビーコンを聞くのが簡単.
交信中 +9kHz から -9kHz まで変化すると打っちゃったけど,それは 430MHz帯のことで,145MHzでは近づくときは +3kHz,遠ざかるときは -3kHz であった.
つまり周波数がだんだん下がる「ドップラー効果」が聞けるはず.
ネットの URL は CW では打てないから,以下のサイト情報の紹介はできなかった.>AMSAT
自分は,衛星の情報をここで確認している.
CW が使える衛星は,VO-52 と FO-29 (自分が知っているのは).
上記サイトの「Sat Status」をクリックすると衛星一覧が出てきて,そこから個々の衛星の status が見られ,up link,down link,beacon などがわかる.
VO-52 の場合ドップラーシフトがなければ,送受信周波数は次の通り.
up | down |
435.280 | 145.870 |
435.270 | 145.880 |
435.260 | 145.890 |
435.250 | 145.900 |
435.240 | 145.910 |
435.230 | 145.920 |
435.220 | 145.930 |
435 で up したたものを衛星が受けると,衛星側でも近づくときは地上の電波は +9kHz で受信となる.それを同じバンドで返すと,地上ではさらに +9kHz となり,+18kHz となる.
衛星で 144MHz 帯に変換すると,そのバンドで近づくときは +3kHz である.
さらに,上記の表を見ると,周波数の関係は「逆ヘテロダイン」であることがわかる.
つまり,衛星で周波数変換すると,-9kHz となる.それが近づいてくるから,+3kHz で,近づくときは都合 -6kHz であり,遠ざかるときは +6kHz.
VO-52 では地上の送信周波数が一定ならば,自分の信号はどんどん上がることがわかる.
以前録画したもの.
>以前の記事
FO-29 は送受信のバンドが逆だから,逆ヘテロダインでも,周波数が下がる.
さて,衛星がいつ通過するのかは,上記サイトの「Passes」で確認している.
「Show Predictions for」で衛星を選び,「Calculate Latitude and Longitude from Gridsquare:」に東京なら,「PM95VQ」を入れれば経度緯度を計算してくれ,「Predict」で通過時刻の一覧が出てくる.
Ujiieさん、こんばんは!
返信削除CWで軌道とアンテナの内容、伝わっていましたよ。でも釣竿アンテナでも出来るんですね。都度都度軌道に合わせて垂直面に指向性のあるGPを斜めに固定できれば、軌道面にゲインを取れるのでベターかもしれませんね・・・でもアンテナの保持が難しそう・・・
いやはや,英作文+CWは脳みそ沸騰して楽しいです.
返信削除結局,軌道を考える必要のない釣竿ホイップに行き着きます(^^
VO-52 なら GP の指向面と無関係に聞こえると思いますよ.