2009年9月30日水曜日

1アマ国試(H21.08無線工学A-7~A-10)コメント

つづき

8月に受けた試験答えなど.

この4つは知識を問う問題.くろべえが苦手な暗記問題だが,動作を考えれば答えはひとつ.

A- 7 次の記述は、ホトトランジスタについて述べたものである。       内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

(1) 図記号においてa は、 A  電極である。
(2) ホトダイオードに比較すると  B  作用があり、高感度である。
(3) ホトカプラは、ホトトランジスタと  C  ダイオードを組み合わせて、一つのパッケージに入れたものである。
A     B   C
1 ソース   整流  ホト 
2 ソース   増幅  発光
3 コレクタ  整流  ホト
4 コレクタ  増幅  発光
5 ドレイン  整流  ホトフォトトランジスタ

「ホトトランジスタ」で検索すると「フォトトランジスタ?」と聞き返される.
電極はコレクタ,トランジスタだから増幅,カプラの動作を考えると,発光ダイオード.
(答) 4


A- 8 次の記述は、アナログ信号をP CM信号に符号化する変換例について述べたものである。       内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、量子化ステップを1〔V〕とする。 
(1) 標本化とは、図に示すアナログ信号の波形を   A   のように、非常に短い一定の時間間隔の波形に切り取ることである。
(2) 量子化とは、図に示すアナログ信号の波形を一定の時間間隔で切り取った後、   B  B のように、量子化ステップ毎に定められた電圧に割り付けることである。
(3) 符号化とは、定められた数値を   C   のように、特定の符号に置き換えることである。
A   B   C
1 図1  図2  図3
2 図1  図3  図2
3 図2  図3  図1
4 図2  図1  図3
5 図3  図1  図2
A/D 変換

標本化で切り取って,量子化で整数値に直して,0,1に符号化する.
(答) 4


A- 9 図に示す回路の名称を下の番号から選べ。
1 スケルチ回路
2 ノイズブランカ
3 レシオ(比) 検波回路
4 平衡変調回路
5 二乗検波回路

スケルチ回路やノイズブランカはこうしたひとつの回路ではなく,いくつかの回路のブロックの組み合わせたシステムなので,違う.
平衡変調の入力は搬送波,低周波の2つ,出力が変調波となるので,違う.
二乗検波はトランジスタなどの増幅曲線の非直線部分を使うが,これは増幅作用のないダイオードなどでつくられているから違う.
(答) 3



A-10 図に示す直列(電流) 帰還直列注入形の負帰還増幅回路において、負帰還をかけない状態から負帰還をかけた状態に変えると、
この回路の入力インピーダンスZi 及び出力インピーダンスZ0 の値はそれぞれどのように変化するか。Zi とZ0 の値の変化の組
合せとして、正しいものを下の番号から選べ。
Zi      Z0
1 減少する  増加する
2 減少する  減少する
3 増加する  減少する
4 増加する  増加する
負帰還

帰還も注入も直列だから,入力も出力もインピーダンスが増加.
(答) 4

つづく

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