小惑星イトカワまでの距離である.
3億キロというと光の速さで1000秒=16分40秒
太陽までの距離の2倍くらいである.探査機はやぶさの遠隔操作は当然リアルタイムにはできないから,はやぶさは自力で着陸,岩石の採取,離陸をしなければならないわけである.
現在,放送や通信に使われる静止衛星は地上36000km.電波は片道0.12秒かかるから往復で0.24秒かかる.つまりリアルタイムで通話する電話には使えない.人間の場合,相手の呼びかけに反応するまでにさらにタイムラグが発生する.
よく見かけるのが,スタジオと現地記者の会話のちぐはぐ.
スタジオから呼ばれた現地記者は,次のスタジオから呼びかけには一切反応せずに,一気に原稿を読みきらなければならない.
衛星通信が発達しても,海底ケーブルの重要性は変わらないといえる.
衛星電話は地上数百から2千km程度までのものが多い.
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