2007年8月7日火曜日

昨日の写真

昨日の作業は,まず26人全員がキャリア教育のイメージや課題など,各自が勝手に考えることを5つ付箋紙に書き出す
そして,各自がその5枚と同じものを5枚作る.つまり一人25枚の付箋紙を書き出す.

5班に分かれ,ひとつの班には全員5枚ずつの合計130枚の付箋紙がある状態.
それを元に,イメージや課題を議論しながら分類して,キャリア教育とは何たるかを発表するという形であった.

うちの班は,美術専門の人がいたおかげで,こんな楽しいものになった.発表は口八丁(喋りは得意)の自分である.
キャリア教育
この絵は,まずキャリア教育の諸課題を養分・水分として根を張り,学校の指導体制を構築.
それによって生徒の自己理解を茎とし,それを元に生徒はさまざまな能力の葉を広げる.
最終目標は,勤労観,職業観を構築して,社会に自立する生きる力の花を咲かせる.
太陽である家庭,地域社会がそれをさらに大きく見守り育てる.
しかーし,厳しい競争社会,格差社会がそれを暗雲となって妨げる!
という具合.

さて今日は,班ごとに昨日のイメージや課題を元に,実際に仮想的な学校での,インターンシップを中心としたキャリア教育プログラムを作成するという研修.
ところがうちの班は,「暗雲」の議論となり,それをもろに受ける教育困難校の諸課題をいろいろ議論した.
結局,それを打開するようなプログラムは打ち出せず,課題を残すという形の発表になった.

そういうところはまさに負のスパイラル.
生徒はやりたいことがあって進学してきたわけではない.親も生活に窮している.地域も「レッテル」を貼る.求人もよこさない.だからますます生徒は夢がもてない・・・
「夢を持て」といっても,社会が求人をよこさない学校でいったいどうやって夢を持たせるか.求人がないからとりあえず専門学校でと思っても,親はそんな金がない.
もちろん卒業直後の就職ではなく,5年後10年後を見越したキャリア教育ということだろうが・・・
とまぁ,他の班はプレゼンの段取りなどを決めている間も,ず~っと議論して,とりあえずまとめたという状況.
そういう厳しいところは,避けて通れぬはずで,「問題提起を発表しよう」ということになった.

昨日とは打って変わって,黒い字だけが並ぶ模造紙になった.(まさに暗雲のような・・・)

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