2013年7月18日木曜日

asiana航空の事故

昔,自分がハマっていたフライトシミュレーターを思い出した.

小型プロペラ機から大型ジェット機になっときに,自分が陥ったのは,
進入高度低い => 引き起こし(機首が上がる) => 一瞬ふわっと高度は上がる
=> 機首が上がると空気抵抗が増す => 速度低下で高度が下がる
=> さらに引き起こし空気抵抗が増す => もっと速度低下
=> ますます高度が下がる => やばい!引き起こし(空気抵抗も増す)
=> うんと速度低下したことに気づいて推力レバー100%
=> 間に合わず失速


なんか,同じ感じがするんですけど.
シロウトと同じ間違いをしたということ?

単発の小型プロペラ機などは,高度を下げながらエンジンを絞って速度を落とす.
着陸前には,エンジンはアイドルで,滑空状態にして,着地直前に機首を上げて滑走路上数十センチで水平飛行にすると空気抵抗が増して減速,接地する.

でも,ジェット機は着陸前,フルフラップにすると空気抵抗が大きいので,かなり推力を上げなければ速度を維持できない.
スピードが落ちるほど,機首が上がって空気抵抗が増し,速度維持の推力が必要となる.小型機のようにエンジン出力を絞っていくという操作とは,全く逆になるということに当時気付かされた.

今の自分なら,高度が低い時はまず,推力を増して速度維持に気を配る.
ジェットエンジンは車のアクセルと違って,推力レバーを上げても規定の推力に上がるのにかなり時間がかかり,気づいた時に操作しても間に合わない.
推力レバー全開でも,どんどん速度と高度が落ちていくという恐ろしい状態になるのだ.

高高度で速度が低下したら,機種を下げて降下する方が,時間がかかる推力アップよりよっぽど手っ取り早いが,着陸前はそれができずに,大変なことになる.

フライトシミュレーターやってたのは20年以上も前だなぁ.エムエスドスのノートパソコンだった.

0 件のコメント:

コメントを投稿

スパム対策のため,コメントは,承認するまで表示されません。
「コメントの記入者:」は「匿名」ではなく,「名前/URL」を選んで,なにかニックネームを入れてください.URL は空欄で構いません.