教育実習生が授業した著作権のところを補足したりした.
実習では,授業の範囲など指示して,プリント作りのアドバイスもした.
結果として,情報量だけは自分の授業より多くなったと思う.
でも,授業は情報量ではない.
そんなものは,この情報化社会,書籍やサイトでいくらでも調べられるし,50分の授業の中でできることは限られている.
大事なのは,「これを知ったら全体像が見える」というポイントを伝えること.
さらに,ほとんどの生徒は将来,製作側ではなく消費側になるのだろうから,その視点に立った身近な問題に絞りたい.
その点でいうと,著作権のポイントは
「無方式主義」
「著作者人格権」
「文化の発展への寄与」
というところが,「著作権を守ろう」という気持ちにつながる.
自分としては著作権を守る気持ちは,「思いやりの気持ちである」ことを強調したいところである.
その視点が持てれば,著作権の授業としては成功だと思うし,いろんな細かい用語も有機的につながっていくものだ.
実習生はどうしても「教科書に書いてあることは全部やらなきゃ」という気持ちに走るのだろうな.
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