2007年6月15日金曜日

インタビュー

数学部会の仕事で淵野辺まで行ってきた.
桜美林

学力低下の反省から,世間ではインドの教育の表面ばかりを追いかける風潮がある.
べつに2桁の掛け算がすべてではないのだ.
そもそも学力向上に特効薬はない.表面ばかり追い求めても,学力低下に更なる拍車をかけることに世間は気づかず,即席の特効薬と見るや飛びついてメディアに乗る.

たとえば,インドの大学入試は文系理系関係なく,数学は全問記述式.論理力・作文力が勝負となる.2桁の掛け算などは無関係である.

センター試験は採点の効率化を目指しているだけで,あれこそが学力衰退の元凶でもある.

そもそも文系や理系に別れているのは日本だけ.日本の常識が世界の非常識というものはここにもある.

世間の数学への偏見とどうやって戦い,子供たちをどうやって救うか.
絶対にあきらめない決意を新たにしたインタビューだった.

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