2006年11月11日土曜日

めまぐるしかった

今日は,いろいろなイベント.
午前中は授業公開3時間.そのうち2時間を授業する.

3時間目から自分は「ミニ集会」に進路部として出席.
これは地域の人たちを集めて学校に関していろいろ意見交換し,学校を知ってもらうとともに,地域の人たちの思いを学校でくみ上げるイベント.
保護者のほか,近所の人や,近隣の小中学校,福祉施設の方,町内会長,地区の補導員さんなどが集まった.
なかなか和やかな雰囲気で,活発な発言があり,有意義な時間だった.

午後は学年保護者会で,自分の学年は外部講師の講演会が目玉.
講師の方から,「駅でタクシーがつかまらない」と電話があり,迎えにいく.
雨が降っているからあちこち呼ばれて出払っているのだろう.

講演は大学の入試状況や,受験生を持つ親の,子供の支え方など,保護者にはとても参考になっただろう.普段,断片的にはわれわれも口にすることだが,系統立ててまとめて話してくれたので,とてもわかりやすかった.
講演後も車が来るまで応接室で接待し,いろいろ話をする.

講師が帰った後,今度は自分の出番.
学年保護者会で「進路部から」ということで,いくつか話をする.


メインはこんな感じ.

学校では親御さんに「もっと勉強させてほしい」というが,それは「勉強しろ」と口でいうことではない.
親に勉強しろと言われて勉強するくらいなら,言われなくてもはじめから勉強するし,親に言われることほど嫌なものはない.難関大学の合格者に聞くと,親に勉強しろといわれた人間はまずいない.
「勉強しろ」は学校でさんざん言っているので,家に帰ってまで追い討ちをかけないでほしい.
親にできることは子供の話を聞いてあげること.
勉強してほしいならそのことには触れず,勉強の動機付けができるような体験をさせたり,それにつながる自分の体験などを話して聞かせること.
家族の絆を強く深くすること.
気持ちが向かえば,何も言わなくても勉強を始めるし,そうなったらいくらでも伸びる.

3 件のコメント:

  1. なるほど、そうですよね。つい、勉強は?
    って言っちゃうけど、この一言で
    テンション、がくっと下げちゃってるんですよね。
    頭では、わかるんですけどねぇ。  

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  2. 確かに学校でも、家でも追い詰められた子供ってそれまで嫌いでなかった事が嫌いになってしまって

    逆効果になること多いですね^^;

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  3. やる気をなくさせるのは簡単です.
    その意味で,日本の学生は,勉強へのモチベーションが世界一低くなっています.

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