2006年4月30日日曜日

「趣味は潮干狩り」


の某教頭の企画で昨日から九十九里へ.今年,自分は参加2年目である.

本来の集まりの目的は,「夏の数学セミナー」の企画会である.今年は数学というより,物理寄り.予定は8月15日でアウトラインは
 I. マクスウェル方程式
 II. オイラーの多面体定理
 III. ナノチューブの科学
 IV. シュレディンガー方程式
 V. 相対性理論と量子論の電磁気学
 VI. 夜の部(飲み会)
といったところ.
一昨年はゲーデルの不完全性定理で講師を引き受けたが,今年はまったくの門外漢.オイラーの多面体定理からナノチューブへのつながりくらいはわかるが,受講者になりきることができそうだ.昨年も一旦は講師を引き受けたが,インターハイでキャンセルした.

企画会からそのまま夜の大宴会へ突入.結局9人でビール40本と,日本酒1升など空ける.
そして,今日は「趣味の潮干狩り」へ.大潮の引き潮を狙って浜へ出る.
おばさんたちは小さいハマグリも採っていたが,われわれは「大人の潮干狩り」.プライドがゆるさない.5cm以下はリリース.

主催者の某教頭は今年転勤したのだが,離任式,新任式の紹介では
「せっかく『趣味は潮干狩り』って自己紹介に書いても,どっちの校長もそこを読んでくれないんだよなー.一瞬言葉に詰まってそこは飛ばされて紹介される.自分としてはそれこそ強調してほしいんだけど」

われわれの潮干狩りは,アサリなどの観光潮干狩りとは別次元.
まず,数学的なのだ.潮干狩りをしながら数学の議論になる.
「ハマグリの密度関数n=f(x,y)は定数関数ではないよね.」
「これが解明されれば,金鉱を掘り当てるように効率的にとれるのだろう」
そういえば,潮干狩りからフーリエ変換の話になって,夏の数学セミナーのテーマになったこともある.
今年の物理数学も,「いかにハマグリを効率的に採るか」から派生したものとは言えなくもない.

一昨年は1個,昨年は0個.
しかし今年の収穫は「8cmが1個」.大収穫であった.

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