\frac{1}{1}+\frac{1}{2}+\frac{1}{3}+\cdots
が発散することは有名.
分母の2乗の和の級数は収束する.
\frac{1}{1^2}+\frac{1}{2^2}+\frac{1}{3^2}+\cdots =\frac{\pi^2}{6}
これを発見したのはオイラーだが,ものすごくおおらかな式変形でつきとめた.
\sin x=0
を満たす x は
x=0,\ \pm\pi,\ \pm 2\pi,\ \pm 3\pi,\ \cdots
となる.
一方,解がa, b である2次方程式は
(x-a)(x-b)=0
と表すことができる.
解が a, b, c, … なら
(x-a)(x-b)(x-c)\cdots=0
である.
ということは解が
x=0,\ \pm\pi,\ \pm 2\pi,\ \pm 3\pi,\ \cdots
の場合
x(x-\pi)(x+\pi)(x-2\pi)(x+2\pi)(x-3\pi)(x+3\pi)\cdots=0
となるはず.
つまり
\sin x=x(x-\pi)(x+\pi)(x-2\pi)(x+2\pi)(x-3\pi)(x+3\pi)\cdots
=x(x^2-\pi^2)(x^2-4\pi^2)(x^2-9\pi^2)\cdots
と「因数分解できる!」(@O@)
なんとおおらかな式変形.
これの左辺を展開すると、定数項が発散してしまうから、定数Aとして、
\sin x=Ax\left(1-\frac{x^2}{\pi^2}\right)\left(1-\frac{x^2}{4\pi^2}\right)\left(1-\frac{x^2}{9\pi^2}\right)\cdots
としても、\sin x=0 の解が
x=0,\ \pm\pi,\ \pm 2\pi,\ \pm 3\pi,\ \cdotsであることには変わりない。
定数Aは、両辺をxで割り、x\to 0の時の極限は、
左辺=\frac{\sin x}{x}\to 1
右辺=A\left(1-\frac{x^2}{\pi^2}\right)\left(1-\frac{x^2}{4\pi^2}\right)\left(1-\frac{x^2}{9\pi^2}\right)\cdots \\ \to A\left(1-0\right)\left(1-0\right)\left(1-0\right)\cdots= A
より、A=1なので、
\sin x=x\left(1-\frac{x^2}{\pi^2}\right)\left(1-\frac{x^2}{4\pi^2}\right)\left(1-\frac{x^2}{9\pi^2}\right)\cdots
となる。
これを展開すると
\sin x = x-\left(1+\frac{1}{4}+\frac{1}{9}+\cdots\right)\frac{x^3}{\pi^2}+\cdots
一方,マクローリン展開では
\sin x = x-\frac{x^3}{6}+\cdots
x^3の係数比較で,
1+\frac{1}{4}+\frac{1}{9}+\cdots=\frac{\pi^2}{6}
もちろんこの式変形は「論証」とはいえないので,オイラーは極限をπ^2/6と仮定して正しいこと解析的に証明した.
でも,証明するにも,極限がわからなければ証明のしようがないわけで,それを突き止めるオイラーのおおらかな式変形は,感動的である.
\sin x = x-\left(1+\frac{1}{4}+\frac{1}{9}+\cdots\right)\frac{x^3}{\pi^2}+\cdots
一方,マクローリン展開では
\sin x = x-\frac{x^3}{6}+\cdots
x^3の係数比較で,
1+\frac{1}{4}+\frac{1}{9}+\cdots=\frac{\pi^2}{6}
もちろんこの式変形は「論証」とはいえないので,オイラーは極限をπ^2/6と仮定して正しいこと解析的に証明した.
でも,証明するにも,極限がわからなければ証明のしようがないわけで,それを突き止めるオイラーのおおらかな式変形は,感動的である.
ζ(n) (n=2) の 14通りの証明達が在りましたので;
返信削除http://www.maths.ex.ac.uk/~rjc/etc/zeta2.pdf
ζ(4)について上の証明達の模倣犯になりたいが....
一番 お気に入り の 万人が肯う 発想は どの証明でしょうか?
original proof of Euler! ですか ?
JPも寄与の Matsuokaのproofですか ?