3.141592653589793238462643383279502884
まで覚えている.円周率.>くろべえ「円周率」
測ったりするのには普通は 3.14 で十分である.
海抜ゼロで測る子午線の1周は4万キロ(200年前の定義).その直径は
4万キロ÷π=12732.39544735162686151070106980114896キロ
つまり,
12732キロ395メートル447マイクロメートル351ナノメートル626ピコメートル・・・
この値にどれだけ意味があるかといえば,そもそも地球は球じゃないし,赤道の長さは子午線より70キロ以上長いし.意味は無い.
円周率は,日常 3.14 あるいは 3と少し で十分な精度である.
測量で5桁.GPS衛星のように高速で飛ぶものはもっと有効数字は必要となるが,40桁も使うことはない.
40桁も覚えて何の役にも立たないと思いきや,そうでもない.
「すごいだろー」
授業でと威張れるし,それである程度の尊敬も得られるという,実に有用な数値である.
「総合」の授業で,そんな話をしてから,
「プラスチック製の定規と竹の定規,何が違うと思う?」
と手に取らせる.
材質はもちろん違う.
見た目,プラスチックは 0 と 30 の左右に余裕がある.
「測る」ことの関して,最大の違いは,
「竹には 30cm と書いてあるけど,プラスチックには書いていないよ.」
プラスチックにはどこにも単位 cm が書いていない.
目盛は振ってあり,数字も書いてある.しかしプラスチックは cm とは言っていないから,精度に責任を持たないのである.
安く買えるプラスチック定規には,どこにも単位 cm がない.
竹はたぶんどこだかの機関で精度が保証されているのだろう.
ついでにノギスも見せる.
このノギス.100円ショップにあって,思わず購入.
千円だったら絶対買わないけれど,105円ならということで買ってしまった.
「0.05mm まで目盛で読み取れるのだよ.」(読み取れるだけで,その実際の精度は100円程度だろうが)
ボールペンの外径,キャップの内径や深さ,段差の長さを 0.05ミリまで読み取ってみせる.
写真の目盛の位置は,8.275cm.
このノギスを使ったのは,この日で2度めである.
どちらで金属製のノギスが買えますか?
返信削除当地域、プラスチック製のものさえ販売をやめてしまいました。。。
すごく安かった印象があるので,思わず100円ショップと書きましたが,勘違いだった気がします.すいません.でも1000円しなかったと思います.
返信削除おそらく館山市のパワーコメリです.
船橋のダイソーにはプラのノギスが105円でありました.