2007年10月29日月曜日

研修会

午後は教育相談の研修会.

「学校は医療機関ではない.その手の責任を取れない.そのことははっきり保護者に伝えるべき.」

結構,学校の先生は問題を抱え込む人が多いと思う.
精神医学やカウンセリングの専門家でも無いくせに,なんでもかんでも責任を感じる人がいる.
自分は以前,不登校の生徒の親に,すぐに専門機関に相談するようにアドバイスした.一人の生徒に付きっ切りになるわけにはいかないから当然のことだと思う.
付きっ切りになるのはそうした専門家に任せるべきだ.

そもそも,クラス経営に全責任を負っているつもりの担任が多い.
 例「自分がいないとクラスが心配」
立派な考えだと思う.
自分に言わせれば不遜な考えである.それで責任を負えればいいわけだが,そんなことははじめから不可能.気持ちは大事だが,取れない責任を負ってはいけない.

学校というのは組織で動くもの.担任がいなくても,すぐに代わりが出せればいいのだ.

一人の生徒を親と学校全体で,県の教員全体で,社会全体で見守る考えが必要.
クラスに問題が起きても,それは担任の責任ではない.最終的に見守る社会の責任である.
担任はとりあえず,学校という空間における窓口である.クラスを良くするのは担任の仕事だが,悪くなっても担任にはその責任は無い.皆で解決しなければ,担任が押しつぶされる.

なんてことを考えた研修会であった.

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