昨日はリカちゃん大薬学部に出張.
情報教育部会で情報教育の実態の視察.
内容は見学とお話.
はじめ,漢方研究室を見学.
漢方の先生,大学教員というより,漢方薬局の店主のようだった.
女性の講師の方がいろいろ説明.(以下,メモ)
朝鮮人参は吉宗の時代に日本ではじめて栽培に成功.
トリカブトはリウマチの薬で,ヨーロッパでも加水分解したアコニチンという薬で使われたが,アコニチンは副作用が強くて使用中止.しかし漢方では体質(陰陽)に合わせて副作用の出ない体質(陰)の人に使用する.
陽:血色のいい人,
陰:そうでない人
ジャコウジカのにおい袋の麝香は強心剤.
ジャコウジカはワシントン条約で取引禁止だが,すでにある麝香は無くなるまでは使ってよいので,「救心」にも入っている.
風邪薬.葛根湯も,陰の人に使うと,体力を消耗するので適さない.
あと大学院の学生に標本室を案内してもらう.
「ふーん・・・」以上!
続いて,医療薬学センター
薬局の実習ができるようになっている.
実際に学生が薬剤師になり,教授や本物の薬剤師が,医者や患者になっていろいろ学生を「いじめる」.
あと2年後には,薬剤師は大学6年間になり,病院や薬局の実習が6ヶ月ということになる.
これからの薬剤師は,常に薬に関して最新の情報を見る必要があり,情報教育が不可欠.
つづいて,大教室で情報教育を担当している先生のお話を聞く.
以前は,コンピュータの専門家が担当していたが,薬学特有の問題あるので,薬学専門の方で情報教育を担当.
学生は全員ノートパソコンを持つ義務.
システムの構築の歴史から,教育に当たってのいろいろな問題点を聞けた.高いソフトのサイトライセンスとか.
ソフトが新しくなると,教員も勉強.情報が専門ではないので,大変とのこと.
雨が強くなり.午後の部は中止.解散.
で,校舎を歩いていると,おととしの教え子のヤノリサとばったり!
「がんばってねぇー」
薬学部は昨年から野田に移転.新しいのでものすごくきれいな校舎.
自分は神楽坂だったので,野田はほとんど来たことが無い.
野田は23年前,セミナーハウスで「測量実習」をした以来.さすがに20年以上経つと,どこに何があったか覚えていない.「初めて来た」という感じがした.
創立125年記念のいろいろをやるらしい.そういえば自分が学生のころは創立100年の校舎を建てていた気がする.
夏目漱石の坊ちゃんは神楽坂の物理学校(大学の前身)に行ったのは有名.
台風の中,帰宅.
教科とほとんど関係なさそ~(?)な視察もあるんですね
返信削除薬もなんでもいいってワケじゃないんですね 葛根湯は風邪薬としてよく服用してるんですが、ワタシ、陰の体質だからよくないんだ^^; シラナカッタ・・
数学ではなく「情報」です.来年から情報の授業担当なもので.メインは漢方ではなくて,情報教育の視察.
返信削除それから執筆作業は情報の教科書の先生用のアンチョコと17年度用の改定作業でした.
「情報」ですか・・・ ウンウン、そうですよね 単なるコンピューターの操作が出来るのが本質じゃなくて、科学的なものの見方、考え方が出来ないとだめなんですね 今の若い人は小さい頃からゲーム等でコンピューターになれてるから、そういう意味では「情報」は受け入れやすいでしょうね そこから先は個々の問題か
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