2013年8月5日月曜日

Web の書き込みは取り消せない.(その2)

同じタイトルで,前回は「パクリ」のことを書いた.>以前の記事

今回は,ツイッターの書き込みからの炎上.
飲食店でのアルバイトのツイートから炎上し,名前,学校が特定され,違法行為のツイートや,偏差値までも晒されている.

もちろん,本人はツイッターのアカウントを削除しているが,もう遅い.
炎上参加者が寄ってたかって自分のパソコンに保存して,それを掲示板などで晒している.

そういえば昨年は,電車の中で雑誌を読む男性を写真に撮って炎上した例があった.こちらも名前と学校名・偏差値,違法行為が晒された.

ネットの情報は消し去れない.
こうした人物が将来,就職,結婚といった場面になったとき,相手は「どんな人だろう」と思ってとりあえず,名前を検索するかもしれない.
すると,晒されている情報が大量にヒットするわけだ.

で,これを「情報」の授業でのモラル教育に使おうと思ったけれど,実例は見せられない.
こういうものは実例を見せたほうがインパクトが強くてウケるのだけれど,それこそ,「授業で個人情報を晒している」と炎上してしまう.
現実味のない架空の話をしておしまいかな.

「ウケる」といえば,ウケ狙いで失言する政治家もいるなぁ.
インパクトが強くてウケる話というのは危うい.

炎上元のツイートも,そもそもはウケ狙いなのだろう.
ウケを狙うなら,テレビに実名で出演してウケを狙えるネタにしたほうが良いな.ネットの書き込みというものは本来そういうものだ.

監視社会で「ばれなきゃいい」が通用しなくなった.
自分の行動,発言を隠し撮りされても,胸を張っていられる生活をするしか無い.
自分は十代の頃はあんまり考えていなかったと思うけれど,悪いことするような度胸はなかった.少しは考えるようになったのは23で子ができてからかな.「子に恥ずかしくない生き方」

なんて書くと偉そうだな.もともと小心者だから,悪いことしたらたぶん一生後悔して,寿命が縮みそう.マゴのために長生きしたいからストレス溜まる悪いことはしませんよ.

「お天道さまが見ている」「神様はご存知です」なんてのは迷信になったと思う人も多いだろうけれど,ネットや監視カメラがお天道さまや神様になりつつあるのだろう.

自分は昔から,「(小心者の)自分が見ている」から悪いことができなかったといってよいw

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