先日の結晶のつくる角.>以前の記事「イベント」
「コピー用紙でも作れるよ.紙の対角線のなす角が正四面体の中心角.」
A4でもB5 でも辺の長さが 1:\sqrt{2} の長方形の対角線が正四面体の中心角になるのだ.
ということで,解説してみた.
まず,立方体の4頂点を選んで,正四面体を作ることができる.
立方体の6面の対角線はすべて同じ長さになるので,正四面体の6辺となる.
中心角とは,正方形の対角線と,立方体の中心=正四面体の重心 が作る二等辺三角形の角である.図の赤色の線のなす角.
立方体はコピー用紙を2枚組み合わせて,頂点の位置を示すことができる.
図のオレンジの直線3本と正四面体の辺の作る長方形がコピー用紙.なぜなら,立方体の辺と正方形の対角線の長さは 1:\sqrt{2} だから.
コピー用紙の辺にならない正四面体の辺を省いてみた.確かに,コピー用紙の頂点が,正四面体や立方体の頂点を表している.
つまり,切れ込みを入れたコピー用紙を2枚直角に組み合わせるだけで,立方体の頂点と重心(中心)の点を表すことができる.
組合わさっている2枚のコピー用紙の1枚を省く.
コピー用紙を真上から見る.
\angle\mathrm{AGD} が正四面体の中心角で,それは対角線の交点.
以前,正四面体の中心角を論じたことがあった.>以前の記事「正四面体の中心角その2」
中心角の余弦は -\frac{1}{3} だが,それをコピー用紙の対角線で計算してみるのはたやすい.直角三角形の相似がたくさんあるからである.
ざっと書くと次の通り.
短辺が 1,長辺が \sqrt{2} なので,対角線は \sqrt{3}.
よって, \mathrm{GA}=\mathrm{GD}=\frac{\sqrt{3}}{2}
BCの中点 M をとると,コピー用紙の性質から,\mathrm{MC}:\mathrm{CD} = 1:\sqrt{2} .
だから,AC と DM は H で直交する.
直角三角形,MCH と MDC は角M が共通で相似だから,
\mathrm{CH}:\mathrm{HM} = \mathrm{DC}:\mathrm{CM}
\mathrm{DC}=1
なら,\mathrm{MC}=\frac{1}{\sqrt{2}},\mathrm{MD}=\frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}}
\mathrm{HC}=\frac{\mathrm{MC}}{\sqrt{3}}\times\sqrt{2}=\frac{1}{\sqrt{3}}
=\frac{1}{\sqrt{3}}=\frac{\sqrt{3}}{3}
\mathrm{GH}=\mathrm{GC}-\mathrm{HC}=\frac{\sqrt{3}}{2}-\frac{\sqrt{3}}{3}=\frac{\sqrt{3}}{6}
これは \mathrm{GD}=\frac{\sqrt{3}}{2} の \frac{1}{3} である.
よって,\cos\angle\mathrm{AGD}=-\frac{1}{3}
三角関数の加法定理とかを教えるときにも同じ問題が使えますね!
返信削除図の対称性をうまく使うのがいい感じ.
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