今日は県民の日で授業は無いが,普通の勤務日.
授業が無いということで,出張が入れやすい.
数学関係の仕事で教科書会社への出張の日程を今日にしてあった.今日は九段下へ.
待ち合わせ場所は九段坂.東京は坂が多い.(逆井も多いけどw)
新教育課程の数学Aは場合の数と確率,整数の性質,平面幾何が入るけれど,整数の性質にユークリッドの互除法が含まれ,教科書を作るうえで,どこも苦労をしているようだ.>過去の記事
ユークリッドの互除法自体はは非常に強力なツールなのだが,高校レベルだとちょっと浮いてしまう雰囲気かなぁ.
さらにたぶん,整数論は数学科の人間しか触れたことの無い数学の分野.数学の教員免許は,数学科でなくとも,物理科とか工学部などでも取れる.そうした人たちには不定方程式など,たぶん習ったことがないことを教えなければならない.
数学科卒にとっても,大学レベルの精緻な整数論(いやゆる高木貞治「初等整数論講義」)ではなく,高校生向けの「教育的配慮」の下の整数の性質だから戸惑うことばかりだろう.
まぁ,以前,複素数平面が導入されたときも,「自分は習ったことが無い」という教員が多かったと思うが.
>くろべえ「互除法」関連の記事
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