後ろの羽が,ヘリコプターのローターの反動を抑えているのを知っているだけで,自慢できる.
回転いすに座って,紐についたおもりを回転させようとすると,自分も反対に回り始めてしまうのだ.
エンジンはたいていはガスタービンエンジン.つまりジェットエンジンでジェットの反動で推進するのではなく,回転のエネルギーだけを活用する.
レシプロエンジンでは部品点数が多い割にはパワーがないのだ.もちろん小形のヘリにはレシプロもある.
メインローターの回転数は止まっていても飛んでいても同じ.揚力はブレードの迎え角だけで決まる.地上から上昇するときは,同じ回転数のまま,ブレードの迎え角が大きくなるだけなのだ.
もちろん,負荷は大きくなるから,エンジンはパワーを増すが,回転数を保持するだけで,車のエンジンのように回転数は変えない.発電機みたいだ.
まぁ,プロペラの固定翼機も,ピッチを変えるだけで回転数は変えないのが普通.
そして,ヘリコプターはエンジン停止でも,高度があれば(500mくらい?)落ちない.トリビアの泉でもやっていた.
オートローテーションといい,竹とんぼのように落下時の風だけで勝手にローターが回転して,操縦できる.
パイロットは,実際にエンジンを止めて,オートローテーションで着陸する訓練をする.
前進中のブレードの角度は,進行方向に回転中は速く空気を切るので,揚力が大きくなり,後ろに回転中は揚力が減る.
したがって,機体の左右で,回転の半周ごとに機械的にブレードの迎え角を変えている.
ブレード1枚ごとに制御するのだ.複雑なことしているんだねぇ.
さて,面白いもの発見
「交差反転式ローター」>Rotor Wind essay 12
お互い交差しながら逆回転しているから回転力をお互い打ち消しあうからテールローターがない.
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