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2023年3月3日金曜日

逆双曲余接関数

逆双曲余接関数 inverse hyperbolic cotangent
これでもかっ!
って感じ.字面が紆余曲折っぽいw
紆余曲折関数(爆

\int_0^{\frac{\pi}{4}}\sqrt{\tan x}\,dx=\int_0^{1}\,\frac{2t^2}{t^4+1}\,dt
=\frac{1}{2\sqrt{2}}(\pi +\log\frac{\sqrt{2}-1}{\sqrt{2}+1})=\frac{\pi +\log(3-\sqrt{2})}{2\sqrt{2}}

\int_0^{\frac{\pi}{4}}\sqrt{\tan x}\,dx の検算は>wolframalpha
  \frac{\pi +\log(3-\sqrt{2})}{2\sqrt{2}}
だったけど,分数式 \int_0^{1}\,\frac{2t^2}{t^4+1}\,dt を検算させると,>wolframalpha
  \frac{\pi -2\coth^{-1}\sqrt{2}}{2\sqrt{2}}
となる.つまり
\log(3-\sqrt{2})=\log\frac{\sqrt{2}-1}{\sqrt{2}+1}=-2\coth^{-1}\sqrt{2}
というのである.
\coth^{-1} は双曲余接(coth) の逆関数.


三角関数は sin, cos, tan は高校で習う.
こいつら,すべて逆数に名前がついている.>三角関数sin cos tan
\frac{1}{\sin}=\csc 余割 cosecant
\frac{1}{\cos}=\sec 正割 secant
\frac{1}{\tan}=\cot 余接 cotangent

なので,cot は正接 tan の逆数で余接cotangent コタンジェントである.

さらに,双曲三角関数というのがあって,>由来の考察
双曲正弦 \sinh x=\frac{e^x-e^{-x}}{2}
双曲余弦 \cosh x=\frac{e^x+e^{-x}}{2}
双曲正接 \tanh x=\frac{\sinh x}{\cosh x}=\frac{e^x-e^{-x}}{e^x+e^{-x}}
と定義されている.

双曲正接の逆数が双曲余接 \coth x=\frac{e^x+e^{-x}}{e^x-e^{-x}}
つまり,
\log\frac{\sqrt{2}-1}{\sqrt{2}+1} が双曲余接の逆関数っぽいわけだ.

実際,
x=\coth y=\frac{e^y+e^{-y}}{e^y-e^{-y}}
とおいて,y= にしてみる.
x=\frac{(e^y+e^{-y})e^y}{(e^y-e^{-y})e^y}
=\frac{e^{2y}+1}{e^{2y}-1}
(e^{2y}-1)x=e^{2y}+1
xe^{2y}-x-e^{2y}-1=0
(x-1)e^{2y}-x-1=0
(x-1)e^{2y}=x+1
e^{2y}=\frac{x+1}{x-1}
2y=\log\frac{x+1}{x-1}
したがって,
y=\coth^{-1} x=\frac{1}{2}\log\frac{x+1}{x-1}

x=\sqrt{2} のときは,
-2\coth^{-1} \sqrt{2}=-2\times\frac{1}{2}\log\frac{\sqrt{2}+1}{\sqrt{2}-1}
=-\log\frac{\sqrt{2}+1}{\sqrt{2}-1}
=\log(\frac{\sqrt{2}+1}{\sqrt{2}-1})^{-1}
=\log\frac{\sqrt{2}-1}{\sqrt{2}+1}
と一致する.



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