2022年11月6日日曜日

護衛艦見学

国際観艦式のイベントで見学。
場所は船橋港東埠頭,南船橋駅から徒歩という案内。
一番近い駅は南船橋駅だけれど,まぁ,ららぽーとの近く。

駅を出たところや曲がり角など要所要所に隊員が立ってご案内。
「こんにちわー」とか言いながら。
マゴはイージス艦まやの部隊帽をかぶっているし,自分は米海兵隊の帽子だから,どう見ても見学客である。



まずは,体温チェック,体から金属を外して金属探知機チェック,荷物チェック。
武器は持ってませんw

チェックするのは,専門業者(セコム?)。そういうのを一手に引き受けているのだろう。
とっても慣れていて,テキパキとスムーズ。

DE232「せんだい」
音の響きは仙台だけど,川内川由来の川内。
あぶくま型4番艦。あぶくま型の艦名は川シリーズ。

艦は古い(1990年進水)けど,塗装は最近のロービジで艦尾の艦名は見づらい。

ロービジ塗装の説明。

「昨今の高性能化した偵察衛星・偵察機・センサー対策です。※遠距離で確認された場合,型が何型かはバレても,どの艦かわからなくするため」
なるほど。

愛称 ファランクス Phalanx の CIWS(シウス Close In Weapon System 近接防御火器システム) 米軍ではR2D2 とも呼ぶらしいw
小さい艦なので,近くで見られてよいです。
イージス艦とかは,もっと高い位置にある。

R2D2 の銃口。

この CIWSは発射速度毎分3000発。弾倉は980発だそうだから,20秒で打ち切ってしまうw
1秒程度49発の射撃を20回ということか。

通路。滑り止めがあって歩きやすい。隊員のランニングコースなのだろう。

対艦ミサイル,ハープーン。
2000トン程度の小さな艦なのだけれど,武器は強力。

近距離の対潜水艦兵器,短魚雷。
発射するときは,海に向けて回す。

長距離の対潜水艦兵器,アスロック。
ミサイルで魚雷を飛ばして,潜水艦の近くにパラシュートで落下。探信音(ping)を発して潜水艦を探し,攻撃。
潜水艦は空中のものを探知できないから,防御の対策が取れない。
逆に,短魚雷は潜水艦側の対策は取りやすいが,これをぶっ放されたら、潜水艦は回避運動するしかないので、襲撃ができなくなる。

ハイライン(人員移送)の説明。設備はこれの上方。
航行中に艦から艦へ人や物資を移す。>youtube
艦の動きが同期しないと、緩んでかごが水面に浸かったり、ラインが切れて落下したりする。
けが人病人を医師のいる艦に移すとか,逆に医師を移すとか。
基本的に軍艦は外洋では停めない。停めると回避運動がとれないので。補給艦からの洋上補給なども,すべての作業は航行しながら。>youtube

内火艇。錨泊したときに岸壁と行き来したり,不審船の臨検などに使う作業艇。

ブリッジ(艦橋)。つまり運転席。
戦闘時(の訓練)では,内部にあるCIC(戦闘指揮所Combat Information Center)が操艦する。もちろん舵輪は艦橋だから,CICから舵の角度やや速力を令する。

左右に出っ張ったウィングは,ぴったり艦の幅。そこから真下を見ながら接岸する。
以前,体験搭乗で撮影した接岸時の操艦の様子の動画。操艦者は舵輪を操作しない。
出入港は艦長しか操艦できないルール。
途中から,ウィングに出て,外から操艦。
たぶん接岸時に舵輪を操作するのは,舵長とよばれる,経験豊富なベテランの先任海曹。ハイラインも舵輪を操作するのは,舵長。

マスト。一番大きい網が対空レーダー。

艦首。錨のチェーンとかかな。

80年前の戦艦の主砲に比べれば豆鉄砲だけど,発射速度や命中精度など,性能は全然違う。


艦ではなく,戦闘機やミサイルを打ち落とす。

通路。

すべての出入り口は水密扉。


そういえば,壁の取り外せるものは取り外されていた。斧とか。危ないからな。


ロービジ塗装の艦番号。

錨の下はけっこう,ヘコミが・・・

赤いかごというか網は,速力信号標。
艦隊の運動時,回転信号票と合わせて,僚艦の運動が互いに分かるようになっている。海上自衛隊だけの装備。

短魚雷,ハープーン,ファランクス。


制服を着て。

帰りは,ららぽーとのほうまで歩いて。
良いアングルで撮れた。

ららぽーとから,船橋競馬場まで無料バスで帰宅。

関係ないけど,朝はマルタイ(マルチプルタイタンパー)に遭遇。


この爪でバラスト(砕石)を突き固める。
昔の保線は人海戦術の人力だったのだ。

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