6月のパターンを今日もw>以前の記事
一昨日の出張の授業交換である.
まずは,前の時間の練習問題が残っているベクトルのクラスへ.
ベクトルの引き算の問題を黒板にやるよう指名して,三角関数のクラスへ.
こちらは,三角関数の定義だから,少々時間かかる.
まぁ,1年の時の定義をそのまま一般角に拡張するだけだから,余談を少々.
「逆数にも名前付いているんだよ.」>以前の記事
いつもなら割円八線表や伊能忠敬の話に突入するけど,隣のクラスがあるから例題を説明し,練習問題をやるように指示.
つづいてベクトルクラス.やはりつまずいている生徒多数.
そこでベクトルの本質.
「どの場所にあっても同じとみなすんだよ.」
でいろいろ例をあげたら,サクサクできるようになって,
「あーーわかった!」
が多数.嬉しいですな.
で,定数倍を定義して,
2a-3b
などのベクトルの絵をかく練習問題を指示.
またまた三角関数クラス.すると,3πのときの値に悩む生徒.
「先生180度ってどうするんだっけ?」・・・動径が180度に一致するのはわかるのね.
その場で説明しようと思ったけれど,同じ質問を5万人にされたら面倒.
「じゃぁ,黒板に出て,俺の言うとおりやってみろ.」
「ひぇ~~」
とほかの全員を黒板に注目させる.
「まず,円をかいて」
「半径は?」
「お前の好きな数でいい.」
「じゃあ2」
「円上の180度の点の座標は?」
「x=-2,y=0」
「あとは定義通り代入すればいいでしょ?」
「そっか!・・・でも,半径3だと答え変わるんじゃ?」
「試してみ~」
「そっか,約分するからか・・・・なら半径1のほうが簡単ですよね.」
「そうそう,よく気づいた.」
動径が座標軸上にある時は,半径1の円を考えればいいのだけれど,そういうことを教えこむのは簡単なこと.
でも,自分で気づいてくれないと身につかないのよ.
やっぱり授業は楽しい.
自習にするくらいなら2クラス同時でも3クラス同時でもやりたいw
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