1999年10月22日金曜日

防衛政務次官辞任

「議論をすることはよくないのか?」
といった,やめ方をしていた.
もしかしたら,この発言を聞いて,
「議論自体を封じ込めるのはよくない」
と思う人もいるかもしれないが,違うな.

大量殺戮の方法を議論するって言ってるんだぞこいつらは.
なーんだ,オウムと同じ穴のむじなだな.ということがよくわかる.
「殺す方法」を議論するなどとんでもない.
サリンを作る議論と,核兵器を持つ議論というのは,
全く同じであることを認識しなければならない.

殺人が好みの人物を,閣僚からはずすのは当然として,
なぜ,議員辞職に追い込めないのか.
このような人物が議員であるというのは,
松本ちずおを議員にするのと同じということだ.


核兵器は防衛ではなく侵略兵器である.
抑止力といったものは幻想でしかない.
それは核がこわいという考えから出てくる.
簡単に言うと「暴力が怖い」わけだ.
暴力は痛いけど怖くはない.
暴力には良識に基づいた言論で対抗するものだ.
核兵器の廃絶は核兵器に頼ろうとする(西村のような)
人間の心に巣食う暴力への恐怖を廃絶するしかないのだ.

あと,言論の自由というのは「言論によって刑事罰を受けない」だけであって,
殺人の言論を吐く人間を公人から排除することは,
言論の自由となんら矛盾するものではない.
今回の事件は言論の封じ込めでもなんでもなく,
閣僚辞任くらいでは不十分だ.

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