2001年8月21日火曜日

新教科「情報」現職教員等講習会報告書2

報告書1 報告書2 報告書3 学習指導案

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======================================

\documentclass[a4paper,12pt,fleqn]{jarticle}

\usepackage{emathP} %% http://homepage3.nifty.com/emath/

\title{
\begin{flushright}{\footnotesize 受講番号 B217}\end{flushright}
\\
\vspace{3cm}
2001年度 \\
新教科「情報」現職教員等講習会 \\
報告書$\maru2$}\\
\vspace{3cm}
\author{
\begin{tabular}{ll}
区     分 & B\\
\\
項     目 & ネットワークの基礎\\
\\
受  講  日 & 2001年8月9日\\
\\
講  師  名 & 岸本 渡\\
\\
提  出  日 & 2001年8月21日\\
\\
提出者職・氏名 & 教諭 氏家 悟 \\
\\
所     属 & 県立東葛飾高校
\end{tabular}
}
\date{2001年8月10日}
\pagestyle{plain}


\begin{document}
\maketitle
\newpage

\section{   }\label{sec:0}

\begin{tabular}{ll}
報告者職・氏名 & 教諭 氏家 悟 \\
項 目 & ネットワーク\\
指導者 & 岸本 渡 \\
受講年月日 & 2001年8月9日 \\
報告年月日 & 2001年8月21
\end{tabular}



\section{目的}\label{sec:目的}
現在の情報のやり取りはネットワーク技術を抜きに考えることはできない.
インターネットはもちろんのこと,
電話や銀行のATM等,われわれの生活に深く入り込んでいる.
それゆえ,その利便性のみならず,
注意を要する点,さらには危険性まで含め理解していく必要がある.

したがって,普通教科においては利便性や安全性をよく把握するためにも,
ネットワークに関する基本的な知識,つまり「できることとできないこと」
を正しく把握することが必要であるし,
専門教科においてはその利便性と安全性を高めるための
基礎的な知識につなげるようにすべきであろう.

\section{内容}\label{sec:内容}

\subsection{ネットワークの基礎技術}\label{ssec:ネットワークの基礎技術}

広い意味では,
情報を通信相手に確実に送り届ける役目を果たすのが
通信ネットワークで,電話などもそれに含まれるが,
ここではコンピュータを主体にしたコンピュータネットワークについて考える.

ネットワークには構内のコンピュータだけをつないだ,
LAN (local area network) と公衆回線などを使用して
コンピュータをつなぐ WAN(wide area network) とがある.
WAN の代表はインターネットであるが,
現在はインターネットを使わないWAN は銀行のATM等
かなり限られた特殊な用途に用いられている.

さて,その伝送技術であるが,
ディジタル信号を正確に間違いなく伝えるために様々な工夫がなされている.

ネットワークを結ぶ物理的な経路は,
その経路ごとに規格を取り決め2点間で正確に信号をやりとりするための
情報を付加したり等の工夫がされている.
そこに載せるデータはいくつもの経路をリレーしながら届けられるわけだが,
相手を間違えないための情報を付加された形で伝送されていく.
そして,利用者はデータを互いに情報として解釈するための取り決めがある.

このように,物理的レベル,伝送にかかわる中間的なレベル,
そして利用者のレベル,
それぞれのレベルで取り決めを守ることにより情報のやり取りが実現される.

\subsection{ネットワークの構築}\label{ssec:ネットワークの構築}

われわれがユーザが直接かかわるのは LAN であるが,
その構築にあたっても,
使いやすく将来性を考えて構築することが必要となってくる.

まず,ネットワークの現状とニーズを分析することから始め,
システム設計の構築要件を設定する.

つぎに,ネットワークの論理的な構造を明らかにして,
具体的なハードウェア,ソフトウェアを決定していく.
そこには,設備の選択から,ネットワークトポロジーまで,
あらゆる要件を考慮して設計してゆく.

論理的な構造では,スター型,リング型,バス型.
ハードウェアは,より対線,ハブ,ブリッジ,ルータ,
同軸ケーブル,トランスミッター,光ファイバー,電波,
可視光線,赤外線.
ソフトウェアでは,プロトコルの種類なら,
TCP/IP,NetBEUI,IPX/SPXなどがLANの標準的なものといえる.

\subsection{ネットワークの運用と保守}\label{ssec:ネットワークの運用と保守}

運用においては,まず安定して動かなければ,
使い勝手が悪いので,安定性は基本といえる.
さらに,情報保護の観点から安全性も求められる.
運用ではこの2点はまず基本と考えられる.

さらに,高性能化,経済性,拡張性なども運用しながら,
考えていくことも重要なことといえる.

LAN などでも多数のユーザが使用する場合は,
たくさんのユーザが同時に使い始めれば極端に性能が落ちたり,
データの安全性が守れなくなることもある.
ユーザの教育も含め,運用もシステム化する必要が出てくる.

とくにセキュリティに関しては最近のネット犯罪や,
不正アクセス等,さまざまな問題があり,
個人情報などの保護は細心の注意で運用しなければならない.


\section{研究事項}\label{sec:研究事項}

ネットワークの経験がない人は,
ネットワークがなければないなりにそれを不便と思うことはないようである.
たとえばデータのやり取りなどもフロッピがあれば事足りるし,
プリンタの使用もプリンタのつながっているパソコンに
フロッピを使ってデータを持っていって行えばよいと考えているようである.

コンピュータを2台以上使い始めると,
データやプリンタなどのハードを共有したほうが良いことはすぐにわかる.
無論,フロッピや大容量のディスクを持って走れば,
苦労してケーブルでつなぐ必要もないだろうという気もしてくる.
しかし,一度ネットワークの利便性を知ると,考え方がまったく変わる.
印刷も,自分のパソコンの環境から直接できる便利さは,
体験して初めてわかるといえる.

\subsection{ネットワークの基礎技術}\label{ssec:ネットワークの基礎技術}

物理的レベルにおける取り決めは,
いわゆる「規格」と呼ばれるもので,
それこそ電球の口金や,
テレビとビデオをつなぐケーブルなど,
身の回りにたくさんの例があり,
「形や信号が合わなければ使えないだろう」
ということは誰でもわかるものである.
コンセントに電球の口金は入らないし,
映像端子に音声からのケーブルをつないでも意味はない.
同様に,電話線に光ファイバーケーブルはつながらないし,
線の形が同じでも,互いに理解できる信号でなければ,
通信はできないということは,素人にもわかる.

また,利用者レベルでも,同じ文字コードを使わなければ,
情報をやりとりできないのは,
なにもネットワークに限ったことではなく
フロッピーでのデータのやり取りでもいえることである.
そういう意味で利用者レベルの取り決めも,
何を取り決めるべきかは比較的わかりやすいといえる.

やはり,ネットワークの基礎技術で興味があるのは,
同じ線を使っているのにもかかわらず,
他人のパソコンの通信データが混入しない,
インターネットでウィンドウをたくさん開いても,
ウィンドウ間でデータが混線しないという,
中間的レベル,伝送技術ではないだろうか.

\subsubsection{OSIについて}\label{sssec:OSI}

ISO(国際標準化機構)とCCITT(国際電信電話諮問委員会)
によって決められた,
ネットワークの階層構造のモデル.
OSI階層モデルともいう.通信プロトコルを,
その機能別に7つの階層に分け,
そのそれぞれの階層で実現する機能を定義している.

コンピュータやネットワークシステムに求められる機能や
プロトコルを体系的に機能分け・分類することにより,
異なるシステム間での相互運用性を向上させたり,
新しい機能やサービスの追加・変更を容易にしたり,
既存のシステムに依存しない柔軟なシステム構成を実現することができる.
各階層間のインターフェイスやプロトコルを正しく決めておきさえすれば,
その内部での実装方法などは他の階層に影響を与えることはなく,
実現方法を変更しても構わない.
たとえば,TCP/IPプロトコルの仕様を
イーサネットや光ファイバーといった
物理的レベルから独立させておけば,
どのような物理的なデバイス上でもTCP/IPが使えるし,
また逆に,イーサネット上で,
TCP/IP以外のAppleTalkやIPX/SPXといったプロトコルを使用することもできる.

OSI参照モデルでは,ネットワークシステムを
その求められる機能別に7つの階層に分けているが,
現在のネットワークシステムやプロトコルは,
この階層構造モデルに合致するように作られていることが多い.

OSI参照モデルは,以下に示すような7つの階層からなっている.
\begin{itemize}
\item 第1層―物理層 \\
信号線の物理的な電気特性や符号の変調方法などを規定する.
\item 第2層―データリンク層 \\
データのパケット化や物理的なノードアドレス,
隣接ノード間での通信方法などを規定する.\\
TCP/IP プロトコルでは1,2層が「ネットワークインターフェース層」である.
\item 第3層―ネットワーク層 \\
ネットワーク上の2つのノード間での通信方法を規定する.\\
TCP/IP プロトコルでは「インターネット層」.
テキストではそのまま「ネットワーク層」となっていたが,
TCP/IP では「インターネット層」と呼ばれ,
そのプロトコルを「インターネットプロトコル IP」と呼ばれているようである.
これが,パソコン間でデータが混信しない工夫であるといえる.
\item 第4層―トランスポート層 \\
各ノード上で実行されている,2つのプロセス間での通信方法を規定する.
TCP/IP ではここで「TCP プロトコル」が使われる.\\
テキストでは「TCPヘッダ ポート(ケーブルの接続先)」となっていたが,
これはイーサネットで使用するハブのポートと混同した間違いである
(わかりやすくあえて教育的に間違えたのかもしれないが).\\
ひとつのパソコンには普通はネットワークケーブルは1本しかつながない.
1本しかつないでいない1台のパソコンの中で,
いくつもが並行して動いているプロセス間で通信が混信することはない.\\
プロセス間での通信方法を規定するということは,
われわれ Windows ユーザにとっては,
ひとつのウィンドウがひとつのプロセスであるので,
これが「ウィンドウをたくさん開いても,ウィンドウ間で混信しない」
工夫であるといえる.

\item 第5層―セッション層 \\
セッション(通信の開始から終了まで)の手順を規定する.
\item 第6層―プレゼンテーション層 \\
セッションでやり取りされるデータの表現方法を規定する.
\item 第7層―アプリケーション層 \\
アプリケーション間でのデータのやり取りを規定する. \\
TCP/IP では5, 6, 7層は「アプリケーション層」である.
実際ここで使われるプロトコルが,
HTTP,FTP,SMTP,POP3 等々といった
インターネットでもなじみのあるプロトコル群になる.
\end{itemize}


\subsection{ネットワークの構築}\label{ssec:ネットワークの構築}

これは「情報システム」の構築と同様な考え方でアプローチできる.
つまり,ニーズや現状を分析し,
どのようなネットワークシステムを構築すべきかを分析し,
ネットワークの設計にはいる.

われわれが直接かかわるネットワークはやはり,LAN である.
現在 LAN システムで用いられているのは「イーサネット」で,
これは,ほとんどはハブを中心としたスター型に配線されるが,
論理的トポロジーはバス型のネットワークである.
送信されたデータはすべてのノードに到達するが,
受信すべきノードだけが受信するという方法である.

つまり,CSMA/CD: Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection
(多重アクセスキャリア型/衝突検出方式)
とよばれる方法でデータをやり取りし,
トラフィック(交通量)の増加分だけコリジョン(衝突)の
発生頻度が増加して伝送効率が悪くなる方式といえる.
この方式では,事前にキャリアを確認しデータが流れていないときを
見はからって送信を行なうが,
運悪く複数の端末が同時にデータを送信したときは衝突が起こる.
この時はランダムな時間待機し, 再度送信を行なう.

最近のハブの中には「スイッチングハブ」とよばれ,
データをすべてのノードに送信せずに,
受信すべきノードだけに送信するハブも安くなってきており,
これを使えばデータの衝突は少なくなるが,やはり限度はある.

さらにたくさんのノードを増やす場合は,
「ブリッジ」や「ルータ」といった,
2つ以上の LAN を効率的に接続する機器が必要となる.

ネットワーク構築においてはこのような機器類の特性をよく理解し,
効率的で使いやすいものを考えなければならない.






\subsection{ネットワークの運用と保守}\label{ssec:ネットワークの運用と保守}

ここではやはりネット犯罪などの「影」の部分,
セキュリティ対策が重要な課題となると思われる.
もちろん,安定性や経済性,信頼性も大切ではあるが,
セキュリティが破れれてしまえば,
一切が無になってしまうからである.

特に,学校などでは個人情報が蓄積される上,
ウェブサイトの公開など,外部に情報を公開することも求められる.
とても個人レベルのセキュリティが通用する世界ではないと思う.
インターネットから生徒の成績データに
アクセスできてしまってはいけないのである.

これにはユーザ教育も欠かせない.
ID やパスワードが外部に漏れた場合,
それを使って不正アクセスが可能となる.
現在私の職場では,成績データはパスワードでロックしているが,
マニュアルを作ったときに
「なぜパスワードもマニュアルに載せてくれないのか」
ということを言われて,唖然としたことがあった.

また,よくある誤解のひとつに「自分のサイトは,
重要なファイルはないし,書き換えられても,
すぐ直せばいいから…」等々セキュリティ意識の薄いものがある.
これは大きな間違いで,
「踏み台」として他のサーバーの攻撃に使われた場合,
他のサーバーに迷惑をかけることになってしまう.
このような不正アクセスは ID やパスワードが外部に漏れたり,
パスワードを辞書にあるような文字にしたりした場合がほとんどで,
やはりユーザー教育が重要になる.

さらに,生のデータはだれでも復元できるため,盗聴がたやすい.
重要なデータをやり取りするときは暗号化するなどの対策も必要だし,
場合によってはネットワークを使わないという選択肢も考える必要がある.

\subsection{暗号技術について}\label{ssec:暗号技術について}

暗号技術は長い間,鍵を共有する「共通鍵暗号」という方法で使われてきた.
これは鍵が第三者に知られてしまうと,暗号が第三者に解かれてしまうという欠点があった.
つまり広く暗号通信ができない欠点がある.

これに対して,「公開鍵暗号」では鍵を2つ用意され,
一方で鍵をかけた場合は,
必ず他方で解かなければならないというものである.

この2つの鍵の一方を「公開鍵」他方を「秘密鍵」とする.
公開鍵はだれでも使用できるように,使用したい人に公開する.
公開鍵で暗号化した場合,暗号を解くことができるのは,
公開鍵と対になった秘密鍵である.つまり公開鍵を一般に公開して,
データを送ってもらうときは,公開鍵で暗号化して送ってもらう.
この暗号を解けるのは秘密鍵だけなので,第三者が復元することはできない.

この技術を逆に使うと「本人署名」が可能になる.
秘密鍵で暗号化したデータを復元できるのは,
その秘密鍵と対になった公開鍵だけである.
秘密鍵を知っているのは1人だけであるので,
それと対になった公開鍵で復元できるならば,
確かに公開鍵の本人が暗号化したデータであることがわかる.
これを使えば,「他人になりすます」ということを
防ぐことができるわけである.

現在,公開鍵暗号は「巨大な整数の素因数分解には時間がかかる」
という性質を使っている.
実際には1024ビットの整数,
10進数で300桁程度の整数を使っている.
これを解くにはスーパーコンピュータでも
数ヶ月かかるといわれているからパソコンでは十数年かかるだろう.
逆に,公開鍵暗号は時間をかければ解けてしまうのである.
パソコンでも本気になって何百台を同時に動かせば,
スーパーコンピュータよりも早く解けてしまうかもしれない.
したがって電子商取引などでは,解かれてしまうだろう時間よりも
充分短い時間でデータをやり取りした後は,
暗号鍵を変えるという工夫が必要となる.

また,現在の公開鍵暗号方式は暗号化と復号化には時間がかかるようで,
「共通鍵暗号方式」の共通鍵だけを公開鍵暗号方式でやり取りし,
実際は共通鍵でデータをやり取りするといった工夫もされているようである.

さらに,楕円関数論などの新しい理論を使った公開鍵暗号方式は,
暗号化,復号化の時間が格段に短く,
しらみつぶしの暗号解きの時間も以前のものより
長くかかることがわかっており,
今後の主流になると見込まれている.

\section{考察}\label{sec:考察}

ネットワークはインフラだと思う.
つまり無ければ無いなりに何とかなるかもしれないが,
あると非常に便利で生活にはなくてはならないものといえる.

インフラでは,たとえば電気,ガス,水道などがあるが,
これは昔はなくても生活していた.
ガスを引くというインフラ整備は,
それを知らない人にとっては
「森で木を切ればいいのに,なんでわざわざ苦労してまで・・・」
と考えるかもしれない.
しかし,ガスの便利さは,
現代人なら誰でもが体験しているので,
ガス無しの生活は考えられない.
ネットワーク,特にLANにもまだまだそのような
側面があるのではないだろうか.
われわれがどんなにその利便性を説いても,
使ったことのない人にとっては「べつにフロッピーで用が済む」
と言われてしまう.

しかし,そのような「フロッピー代わりのネットワーク」程度の理解では,
「フロッピー程度のセキュリティ」しか守ることが
できないことは目に見えている.
現代人が長い時間をかけて慣れてきた「ガスインフラ」も,
安全に安定的に使うためにはそれなりの教育が必要である.
今後のネット社会では,ネットインフラに対する教育がどうしても必要で,
新教科情報も重要な役割を担っているといえる.

\section{感想}\label{sec:感想}

コンピュータネットワークは,ディジタル信号のやりとり,
つまり機械同士のやりとりであるから,
人間のように類推の効くやり取りではないので,
当然データのやり取りの「取り決め」が必要になることは想像に難くない.

昔,インターネットが普及する前は「パソコン通信」というもので,
個人は情報のやり取りをしていた.
そのデータのやり取りは基本的には「無手順」であった.
簡単に言うと互いにデータの垂れ流しである.
パソコン通信会社に接続すると,ユーザのリクエストに対して,
ホストコンピュータは単純にデータを垂れ流し,
ユーザのパソコンはそれを表示するだけだった.
ユーザのパソコンも「シングルタスク」のマシンだから,
「ソフトの間でデータが混信する」などという心配ははじめからなかった.
通信ソフトがひとつ起動すると,
それ以外のソフトは使えないのだから当然である.
「無手順」であるので,電話回線の雑音などにより,
時たま文字化けというが起きたものである.
さすがに,ファイルの転送は雑音等によるデータエラーは致命的なので,
通信会社ごとにプロトコルが用意されていた.
もちろん,おそらくそれは経路情報などない,
せいぜい「誤り検出」「再送指示」程度の単純なプロトコルであったに違いない.
ホストコンピュータと個人ユーザの2点間通信なので,
経路情報は必要ないからである.

Windows で初めてインターネットを使ったときに,
いくつもの窓に別々にページが表示される様を見て,
「なるほど TCP/IP はマルチタスクの UNIX のプロトコルだ」
と感動した覚えがある.
単たるマシン対マシンの通信ではなく,
まさに「プロセス間通信」といえると思う.

また,TCP/IP の技術は「おおざっぱでいいかげん」が効を奏したと思う.
たとえば外付けハードディスクなどに使われる SCSI も
データをやり取りするという点では「ネットワーク技術」の
ひとつかもしれない.
しかし,これは仕様が厳格なため,
「コンピュータの起動時につながっていて,
電源が入っていなければならない」などの制限がある.
LAN に使われるイーサネットはケーブルをいつでもつけたり外したりできる.
これはイーサネットがCSMA/CD方式のためケーブルが外れていたら
「データの衝突」と同じこととみなすためである.
ケーブルがつながれば「データの衝突が解決」ということなのである.

それに乗る TCP/IP も経路情報とプロセスのポート番号を持っているだけである.
経路が遮断されていれば,ネットワークインターフェース層が
勝手に別の経路を更新するから,
プロトコル IP が関知することではない.
突然の経路遮断でデータが欠けても,
受信側が再送をリクエストするため,また送信する.
そのときにはネットワークインターフェース層が
新たに作った経路をたどることになる.
つまり,はじめから「経路は不安定」という前提のもとに作らた技術である.

そもそもインターネットの技術は,
冷戦時代のアメリカの軍事技術であった.
国防総省が大学に「核攻撃に強いネットワーク」を
研究させたのが始まりである.
当時のネットワークの主流は「スター型」で
巨大なホストコンピュータに遠隔地の端末がつながる形であった.
もしホストコンピュータが核攻撃をうければ,
すべての情報は流れなくなるという危険があったわけである.

それに対して,インターネットは中心となるコンピュータは存在しない.
多数のコンピュータが網の目のようにつながり,
データをバケツリレーしている.
網の目のひとつのコンピュータがダウンしても,
網の目なので,迂回ルートは複数存在する.
ネットワークインターフェース層が常にルート情報をやり取りして,
安定的な通信を実現しているといえる.

このように考えると,
学校内の LAN においても一部のシステムダウンが
全体に影響を及ぼさないような「フェイルセーフ」の考え方の導入も
必要なのではないだろうか.
中心になるサーバーコンピュータがダウンしたら,
データが取り出せないわ,インターネットもつかえないわでは,
授業や業務に当然のことながら,影響が大きい.

データを一元管理するのは大切だが,
その場合も必ず「ミラーサーバーを用意して,
重要なデータは常に自動でバックアップをとる」,
「インターネットへルーティングするサーバーも複数用意する」などといった,
フェイルセーフの考えに従ったネットワークの構築や運用が
重要であると感じた.

\section{参考文献}\label{sec:参考文献}
特にありません.

\end{document}

2001年8月15日水曜日

デザイン変更

昔は,デザインにも凝ったものだったが,デザインに凝るあまり内容が伴わないような気がしてきて,あえてチープなデザインにしてきた.
でもあまりにも情けないデザインだったので,多少凝るのを復活.今日,丸1日かかってしまった.この「労が多い割りには・・・」というのがデザインにこりたくない理由のひとつでもあった.
まぁ,あと数年はこのトップページのままだな.

企業のサイトのようにページにデザイン上の統一性を持たせられれ,わかりやすいサイトになるのだけれど,そんなことまではなかなか手が回らないや.

2001年8月13日月曜日

年記になる前に!?

書いておくかな.

先週は家族が,アメリカオクラホマの妹夫婦の家に遊びに行ってきた.

オクラホマ良いとこ一度はおいで.
ちなみに,オクラホマではオクラホマミキサーは誰も知らないそうな.
妹の住んでいるのは,シティから車で1時間のショウニー.ここはブラッドピットの出身地.
なるほど,ぶらぴは田舎くさいジーンズの似合うわけだ.
見渡す限りの牧場,牧草地.この時期,日中は40度近くなるのでだれも外に出ない.
牛も木陰で涼んでいる.
湿気がないので木陰に入るとだいぶ涼しいそうだ.
また,朝方はかなり気温が下がるそうで,なんとまぁ内陸気候.

「西部劇のならずものみたいのがたくさんいる店に入ろう」
と行ったら,さすがにピストルは持ってなかったけど,みんなカウボーイで西部劇の世界のようだったそうだ.

高校1年の娘はなかなか話し掛ける勇気が出ないようだが,妻はどんどん話し掛けたそうで,娘は
「かーちゃんなにげにすごい」
と語学力に感動していた.
「でも発音が悪くて通じてないときがあったよ.」
本人いわく.
「流暢にしゃべると,こっちがついていけない.ブロークンならあちらもそれなりに話してくれる,聞き返されたときだけちゃんと発音すればよい」
あぁなるほど.

さて,その間私はといえば「新教科情報」の教員免許の講習会に出席.
1週間,県の情報教育センターに行っておった.
さて,21日にレポートの提出の2回目,さっさとやらねば.

2001年8月10日金曜日

新教科「情報」現職教員等講習会報告書3

報告書1 報告書2 報告書3 学習指導案

TeX ソース タイプセットしてご覧ください
======================================


\usepackage{emathP} %% http://homepage3.nifty.com/emath/

\title{
\begin{flushright}{\footnotesize 受講番号 B217}\end{flushright}
\\
\vspace{3cm}
2001年度 \\
新教科「情報」現職教員等講習会 \\
報告書$\maru3$}\\
\vspace{3cm}
\author{
\begin{tabular}{ll}
区     分 & C\\
\\
項     目 & マルチメディアの基礎\\
\\
受  講  日 & 2001年8月10日\\
\\
講  師  名 & 佐々木浩志\\
\\
提  出  日 & 2001年8月29日\\
\\
提出者職・氏名 & 教諭 氏家 悟 \\
\\
所     属 & 県立東葛飾高校
\end{tabular}
}
\date{2001年8月29日}
\pagestyle{plain}


\begin{document}
\maketitle
\newpage

\section{   }\label{sec:0}

\begin{tabular}{ll}
報告者職・氏名 & 教諭 氏家 悟 \\
項 目 & マルチメディアの基礎\\
指導者 & 岸本 渡 \\
受講年月日 & 2001年8月10日 \\
報告年月日 & 2001年8月29日
\end{tabular}



\section{目的}\label{sec:目的}

昨今のIT化によって,マルチメディアは我々に身近な存在になってきた.
それゆえ,マルチメディアの捉えかたは人によって様々な捉えかたをされている.
教科情報では,マルチメディア作品を制作し,その方法や考え方の基礎を学ぶ.



\section{内容}\label{sec:内容}

\subsection{マルティメディア}\label{ssec:マルティメディア}

人によって様々な捕らえ方のあるマルチメディアを整理する.

まず,メディアには,出版,放送といった広い意味から,
フロッピディスクのような記憶媒体まで様々な場面で,
様々な使われ方をしている.
狭義のメディアは,
フロッピのような工学的な対象を言い,
広義のメディアはメディア産業のようなマクロな意味で用いている.

狭義のメディアも,表現,伝達,表示,知覚といった分類ができる.

表現メディアは,情報の記述形式,
たとえば文字コードや画像などの符号化を指す.
伝達メディアはたとえばフロッピや CD のような情報の蓄積,伝達手段を言う.

さらに表示メディアは情報の表示や伝達の手段,
知覚メディアは人の知覚の為の手段でたとえば,
文章や写真などはこれに属する.

さて,そのメディアを統合したものが,
単純にマルチメディアというわけだが,
まず,どのような情報もすべてディジタル化されるということが
統合するためのキーワードである.

かつて,文字情報や写真は出版,音声はラジオ,
動画はテレビというように情報の種類によって,
使われるべき狭義のメディアは分かれていた.
マルチメディア化とはそれらすべての情報をディジタル化することにより,
コンピュータ上に一本化され,同一レベルで扱えるようになることである.

また,通信技術の発達によりそれまで情報の発信者,
受信者が別れていたものが,
インタラクティブに情報のやり取りが可能になったのが,
現在のマルチメディアの特徴であるといえる.

さらにマルチメディアとはそのコンテンツも指す.
文字,音声,画像,動画等さまざまな手段により
最も適した形で表現されたコンテンツがマルチメディアである.

マルチメディアを実現するハードウェアの進歩も見逃すことができない.

10年前はデータのやり取りはフロッピが主体であったが,
マルチメディアの情報量は巨大なためCD, DVD といった
フロッピに変わる新しく安い媒体が開発され利用されている.

また,動画や音を扱うためのハードウェア,
たとえばサウンドボード,ビデオボード,
キャプチャー,MIDIといった機器も
マルチメディア化には必要となってくる.

さらに,作成やそれを見るためには,
ソフトウェアも対応していなければならないだろう.

表現された画像などの種類により,それぞれソフトウェアが存在し,
それぞれに利用上の利点や不都合な点がある.

\subsection{静止画}\label{ssec:静止画}

静止画は画素(色の点,pixel)の集まりとして表現されている.
それをディスプレーや紙に表示するのである.

画素を画素データのまま編集するソフトが,
ペイント系,フォトレタッチなどである.
それに対し,図形を図形のデータとして保持し,
編集するのがドロー系のソフトであるといえるが,
完成したら画素データに変換して,
汎用性を高めて使用するのが普通である.

画素データはそのままではデータサイズが大きいので,
それを圧縮して保存する技術が開発されている.
JPEG などが有名である.

\subsection{動画}\label{ssec:動画}

基本は静止画の集まりで,これはアナログ動画と同様である.
テレビは1秒に30フレームなので,
これが動画を作るときのひとつの目安になる.

静止画1枚1枚でもデータサイズが多いわけだが,
動画になると1秒間に30枚になる.
やはりこれもデータサイズを小さく圧縮する技術が開発されている.

\subsection{音}\label{ssec:音}

音は波でできている.
それを電流の波に変えたものがアナログ技術であった.
これをディジタル化することをサンプリングという.

短い時間で波の高さを測る.
その高さを数値化(量子化という)して記録する.
測るタイミングを早くし,量子化の段階を多くすれば音質が向上するが,
データサイズは大きくなる.

それに対して,MIDI は MIDI 機器やソフトが音を作り出すため,
データサイズが圧倒的に小さくなる.
当然生の音とは異なるうえ,
音源によって音のイメージがだいぶ変わる可能性もある.

\section{研究事項}\label{sec:研究事項}

マルチメディアはそれまでのばらばらに取り扱われていたメディアを,
ディジタル化によって統合したもので,
これは技術の進歩によってもたらされた情報革命である.

フロッピは「これ1枚に新聞○○ページ」などと
記憶容量を誇った頃もあったが,
動画を保存することはまず無理である.

静止画1枚,1ピクセルが24ビット(3バイト)の
色数(1677万色)を使うのが普通として,
横640×縦480ピクセルで900Kバイトを超える.
これで動画を作ると1秒で30枚なので,
1分間で180枚で165Mバイトを超える.
このように基本的にデータサイズが大きくなるのがマルチメディアである.

これを保存するためにフロッピに変わり,
CD, DVD などといったものが開発された.
しかしこれでもDVD でも15分少々の動画のみしか保存できない.
ここにハードウェアのみならず,
圧縮といったソフトウェア技術が開発され,
DVD に映画1本が入るようになった.

データを圧縮することにより,
静止画ならフロッピにも保存できるようになった.
また,このことはデータ通信においても,
データサイズの縮小は都合が良い.

動画ではさらに音声データも同時に記録するわけであるが,
音声データも基本的にはデータサイズが大きい.

音の波の高さを一定時間ごとに量子化してゆくサンプリングにおいて,
波の高さの段階数,
サンプリング時間によってデータサイズは大きく変わる.

CD の場合サンプリング周波数は 44.1kHz 16ビットの量子化で,
ステレオである.
つまり1秒間あたりのデータサイズは 172Kバイトになる.
750MバイトのCD には 74 分の録音ができることになる.

余談だが,これが電話音質の場合,
サンプリング周波数 8kHz で8ビット,
モノラルの量子化なので,1秒あたり8Kバイト弱である.
アナログ回線であっても現在の電話は電話局内でディジタル信号に変換され,
伝送されている.
つまり同様のサンプリングが行われ,
1秒に 64000bit のデータがやり取りできればいいことになる.
このディジタルデータを電話局と直接結ぶのが ISDN で,
その帯域が 64kbit というのは,音声伝達の規格が基になっているといえる.

さて,CD の例を見るまでもなく,
これを通信でやり取りしようとするとデータサイズが大きな問題となる.
ブロードバンド通信においてもデータサイズが小さいに越したことはない.
ここでも様々な圧縮技術が開発され利用されている.

音声データとはいえないが,音楽の表現に MIDI がある.
これは一つ一つの音について,高さ,長さ,音色,響き
その他をデータに持ち,
実際の音は MIDI 機器やソフトウェアで発するものである.
音声データではないので,実際の音を録音したものではないが,
データを並べるだけで音楽ができるという点では,
楽器ができなくとも作曲ができることを示している.
ディジタル化は単に便利なだけではなく,
このように様々な分野において,
敷居を下げる利点もあることも見逃せないことといえる.

さて,マルチメディアを扱うソフトウェアも,
使いやすいように様々な種類のものが出ている.
いくらディジタル化してデータが数字になっているとはいえ,
作成や編集で数値データを直接扱うことなどは到底不自然で考えられない.
やはり,静止画や動画ならその修正は画面上で行うわけだし,
音声データも音を聞きながら行うのが自然である.

つまり作成,編集ソフトウェアのマルチメディア化も当然不可欠なのである.

\section{考察}\label{sec:考察}

実際に生徒を指導する場面では,
限られた時間内にすべてのマルチメディアを深く扱うことは不可能である.
したがって,浅く扱いすべてのマルチメディアを網羅するか,
ひとつについて深く扱うかという選択になろうかと思う.
広く浅く扱うと,結局すべてが中途半端なまま終わるため,
一つだけは,深く立ち入るべきかもしれない.
しかし,そのことによって,扱わなかったメディアについても類推でき,
それなりに理解できるような,授業の組み立てを考えるべきであろう.

たとえば,静止画像の編集を深く行い,
その後,静止画像のぱらぱら漫画から動画を簡潔に説明すれば,
動画が静止画像の延長にあることが理解できるだろう.

また,たとえば,生徒の実習に取り入れられなかったメディアについては
演示にとどめるということでもよいだろう.
興味のある生徒は,
放課後や自宅などに自習できるようにすればよいのである.

さらに,マルチメディアの学習においては,様々な場面で,
総合的にマルチメディアを考察できるような配慮を取り入れれば,
知識が偏ることを防ぐことができるかもしれない.
たとえば,「ディジタル化」というキーワードによって,
すべてのメディアが統合できるということなどである.

\section{感想}\label{sec:感想}

人間の五感のうち,視覚と聴覚のメディアに関しては統合化した.
しかし,残りのひとつの触覚は,
最先端技術ではかなり研究が進んでいるようだが,
まだまだ一般に普及するには程遠いし,
味覚,嗅覚にいたってはまだまだ時間がかかりそうである.
味覚嗅覚は,分子が神経を刺激することによって知覚される.
コンピュータから分子を放出するか,
人間の味覚嗅覚神経にある種の錯覚をさせることを機械にやらせるわけだから,
単純に考えても難しそうである.

\section{参考文献}\label{sec:参考文献}
特にありません.

\end{document}

2001年7月4日水曜日

新教科「情報」現職教員等講習会報告書1

報告書1 報告書2 報告書3 学習指導案
2001年夏,この講習会でいくつかレポートを書きました.せっかく書いたので,公開.


TeX ソース タイプセットしてご覧ください
======================================

\documentclass[a4paper,12pt,fleqn]{jarticle}

\usepackage{emathP} %% http://homepage3.nifty.com/emath/

\title{
\begin{flushright}{\footnotesize 受講番号 B217}\end{flushright}
\\
\vspace{3cm}
2001年度 \\
新教科「情報」現職教員等講習会 \\
報告書$\maru1$}\\
\vspace{3cm}
\author{
\begin{tabular}{ll}
区     分 & A\\
\\
項     目 & 情報化と社会\\
\\
受  講  日 & 2001年7月4日\\
\\
講  師  名 & 太田恭正\\
\\
提  出  日 & 2001年8月10日\\
\\
提出者職・氏名 & 教諭 氏家 悟 \\
\\
所     属 & 県立東葛飾高校
\end{tabular}
}
\date{2001年8月10日}
\pagestyle{plain}


\begin{document}
\maketitle
\newpage

\section{   }\label{sec:0}

\begin{tabular}{ll}
報告者職・氏名 & 教諭 氏家 悟 \\
項 目 & 情報化と社会(情報と生活)\\
指導者 & 太田恭正 \\
受講年月日 & 2001年7月4日 \\
報告年月日 & 2001年8月6日
\end{tabular}



\section{目的}\label{sec:目的}
科学の発達によって,われわれの得る情報もおおきく変化し,
それによって生活も大きく変わっていくことが予想される.
便利になることも多いだろうが,反面,影の部分も意識すべきであろう.

教科情報では,情報革命がもたらした生活や社会の変化と,
それによって生じる新しいのモラルの確率,
さらには影の部分を知ることにより,
情報を守る素養を身につけるべきだと思う.


\section{内容}\label{sec:内容}
この単元ではまず情報技術の発展とそれによる生活の変化を学んだ.
情報技術の発展はグローバルコミュニケーションの始まりである.

まず,モールス信号から電話,そして有線から無線,そして放送へ.

有線のインフラの整備は現代のデータ通信につながり,
モールス信号から始まった無線通信の進歩はポケベルから
携帯電話への通信につながった.

さらに1対1であったコミュニケーションが,放送により1対多へ進化し,
インターネットの技術でだれでも広く情報を発信できる多対多に進化した.

コミュニケーションの手段も,コンピュータの登場によりディジタル化し,
ディジタル化さえすればどのような情報もやりとりできるようになった.

当初,コンピュータはまさに「計算機」であり,
そろばんを機械化したような機能しかなかった.

それをネットワークで結んで「オンライン処理」というものがはじまり,
銀行や流通業界で使われ始める.

そしてコンピュータ自体も小型化(ダウンサイジング)し
個人が持てるような大きさと価格になり
「パーソナルコンピュータ」と言われるようになる.
これにより,個人やオフィスでもコンピュータが使われるようになる.

これらのコンピュータを,
当初は会社専用のオンラインネットワークに参加させたり,
個人ならば「パソコン通信」で,コミュニケーションをとっていた.

インターネットは個人,企業,学校,その他団体を問わず,
すべてがネットワークに参加できるようになる技術で,
個人の生活も大きく変わっていくものといえる.

具体的には単なる言葉(文字情報)のやり取りだけではなく
「マルチメディア」とよばれる文字情報以外の画像,動画,音声,音楽
などの情報のやり取りに進化した.
またビジネスにおいても,
インターネットによるネットショッピングや,
「Eコマース」,労働形態も在宅勤務等の進展,
教育においてもネットを使ったものが増え,
われわれの生活も大きく変わってゆく.

つまり,多対多のコミュニケーションによりこれまでの
「マスメディア」が多様化し,
個人情報が本人の知らぬところで流れたり,
個人がいつでも情報発信者たることが可能になり,

個人のネットワーク社会に参画する態度と
それに伴う責任が大きく問われるようになったといえよう.

つまり,個人情報の保護をどうするか,
個人の情報モラルをいかに啓発するかということである.

教科情報では,これらの歴史を学び,情報モラルの確立を目指すことになる.


\section{研究事項}\label{sec:研究事項}

私はこの内容を,情報の流れという視点で捉えてみる.
講義では電気通信ができてからの社会や生活の変化について説明されていたが,
情報は電気通信ができる前から人々の間でやり取りされていた.

\subsection{1対1の時代}\label{ssec:1対1の時代}

情報は人類が言語を持つことによって,
人々の間で「言語を使って」やりとりされたのが最初だと思う.
もちろん,非言語的表現というものはあったろうが,
それはたんなる感情や態度の表現であって,
情報とは言い難い面があると思う.

さて太古では,言語を使い情報は個人から個人への口伝えであっただろう.
量も少なく,スピードも遅く,正確さにおいては,
噂話と大差ないものだったに違いない.

国家というものが形成される頃には「文字」が考案され,
正確さにおいては格段に進歩したといえるかもしれないが,
量とスピードはさほど太古と変わらなかったはずである.
国家の存続においては,国を支配する者が情報を独占していたわけであるが,
情報のスピードの観点から見ても,むしろそれは当然といえるかもしれない.
つまり,民意を問うにも,一般民衆に情報を広く知らしめ,
広く民意を知る手段がなかったのだ.

\subsection{マスメディアの出現}\label{ssec:マスメディアの出現}

支配者の情報の独占が崩れ始めたのは,
やはり,グーテンベルクの活版印刷の技術からであろう.
つまり,大量の印刷物が広く一般に配布されることにより,
様々な情報が一般民衆の知ることとなる.
私はこれが「マスメディア」の始まりであると考える.
この段階で,「量」については,充分な技術に達したといえる.
しかし,スピード,即時性に関してはやはり
現代の電子技術の進歩まで待たなければならない.

\subsection{電子技術の登場}\label{ssec:電子技術の登場}
スピードを速める技術が電子技術である.

まずは,モールス信号.
これは短点を0,長点を1と考えれば,
1ビットの通信機といえるかもしれない.
もちろん,コード化は,手でスイッチを操作することにより,
手動でなされる.
それが相手方の紙テープに記録され,
それを人間がデコードして情報を読み取るといったなんとも悠長ではあるが,
即時性に関しては今までにない能力を持ったものである.
余談だが,ネット検索で「モールス」で探すとほとんどが
「4月の暦」,「4月の運勢」,「4月生まれ」などである.
つまり現代人にとってはモールス信号の発明の意義や技術的発想よりも,
モールスその人の誕生日のみが関心事であるのだろうか.

続いて電話の誕生.1ビットの通信機から,一気にアナログ通信機である.
もちろん,音声をそのまま伝えるだけであるが,
モールス信号に比べ情報量は格段に上がった.
しかし,現代のように録音テープもないので太古の1対1の会話が,
遠くの人間となされるというだけである.
印刷物のような大量の情報をやり取りすることは困難といえる.
電気通信は量よりスピードなのであった.

ここまでは電気通信といっても,有線による通信であり,
電柱に延々と線を引くというインフラ整備のもとでの技術である.

\subsection{無線通信}\label{ssec:無線通信}

これに対し,無線通信はそのようなインフラがなくとも
通信可能な技術であるといえる.
ところが,アナログによる無線通信は,機械があれば誰でも受信可能であり,
通信の秘匿性に関しては弱い面がある.
それを逆手にとって「放送」という情報伝達手段が始められるわけである.

それまで,印刷物でのみ実現していた「マスメディア」が
放送により量だけではなく即時性をもったものに進化したものといえる.


\subsection{情報モラル}\label{ssec:情報モラル}

印刷によるマスメディアもそうだが,
大量の情報が流れるようになると問題になるのが,
「情報モラル」という観点であろう.


印刷によるマスメディアも同様だが,
当初の技術は高価でもあり,
その高価な技術は社会の発展のために使いたいといったような,
使命感も手伝って,
情報モラルが問題になることはなかったろうと思われる.

しかし,はじめに情報モラルを破ったのは為政者である.
国家による個人支配においては,
個人が情報をもつことをコントロールしなければ,
国家が存続できないと考えた為政者は,
検閲という形で情報をコントロールしようとしたり,
放送においても,都合のいい情報しか流さないように
放送をコントロールした.
また,ヒトラーのように放送を大衆心理の高揚にうまく使い,
支持拡大に使用したという歴史もある.
最近でもアフリカのある地域での民族間の虐殺では
ラジオ放送による煽動が大きかったと報じられている.

このように,大衆心理に付け込んだ煽動に放送が使われると危険であり,
この点での情報モラルは常に監視しなければならない点である.

さて,もうひとつ.昨今のマスコミの「商業主義」によって,
個人のプライバシーが不当に扱われたり,
虚偽の報道が平然となされたり,
これも「情報モラル」の欠如と言え,
こちらの監視も重要な課題である.

\subsection{コンピュータ技術の発達}\label{ssec:コンピュータ技術の発達}

情報においてコンピュータの果たす役割は
近年ますます大きくなってきているが,
その黎明期は単なる「計算機械」であった.
大きさも価格も大変なものであった.
始めはリレー計算機,つまり自動スイッチによる論理回路である.
それが,真空管にとって変わり,現在の半導体へと進化する.

使い方も「計算機械」から,
ノイマン型のストアードプログラム方式へと進化し,
さらに遠隔地からネットワークを通じてデータをやり取りする,
オンライン処理へとなる.

さらに,半導体素子もマイクロプロセッサが開発されると,
大きさや価格も小さいものとなり,
現在のパソコンは個人で持てるレベルとなる.

\subsection{パソコンによるコミュニケーション}\label{ssec:パソコンによるコミュニケーション}

パソコンによるオンライン処理が「パソコン通信」と呼ばれたものである.
つまり,集中処理をする大型コンピュータにパソコンが端末として接続し,
大型コンピュータを通じてコミュニケーションを図る.

これは大型コンピュータへのアクセス権のある者同士だけが
コミュニケーションが図れるわけで,
「閉じた」コミュニケーションであるといえる.


\subsection{インターネットの出現}\label{ssec:インターネットの出現}

インターネットは,もともと米国の軍事技術の研究から始まった.
つまり,集中処理型のオンライン処理では,
そこを攻撃すれば情報がストップする.

そこで,分散処理が考えられ,情報を分散させて持ち,
情報の流れも複数もてるような工夫がインターネットの始まりである.

軍事技術の研究に使われた米国の大学間のインターネットは,
研究者がそのまま使いつづけ,
10年程前に商業利用に門戸が開かれ,爆発的に広まった.

インターネットに接続業者なりを通じて接続すれば,
パソコンも大型コンピュータもネット上では対等になる.

さらには,お互いがソフトウェアを共有すれば,
どのようなデータでもやり取りできる.
パソコン通信では,
集中処理の大型コンピュータも持つ機能以上のことはできないが,
インターネットでは新しい技術が次々と開発され,
個人がそれを使うことにより,情報のやり取りが次々と新しいものになる.
いわゆる「マルチメディア」と名づけられるものがこれにあたる.

たとえば,画像を表示するソフトがあれば,
その画像を使ったコミュニケーションが成立する.
画像だけではなく,音声,動画,音楽等,
いくらでも新しいコミュニケーション手段が成立する.

\subsection{新しいコミュニケーション「多対多」}\label{ssec:新しいコミュニケーション「多対多」}

このことは,これまでのコミュニケーション,
情報の流れに革命的な変化がおきたことを意味する.

インターネットが広まる以前のコミュニケーションは
「1対多」のマスコミュニケーションが関の山であった.
インターネットの技術により,
個人が多数に対して,情報を発信することが可能になった.
いわゆる「多対多」のコミュニケーションである.

個人の情報の発信は,
いままで情報発信機関だけに求められた情報モラルが
個人にも求められることを示している.
また,情報に接する態度も,その情報が信頼できるものであるかどうか,
正しい判断が下せるようなスキル(裏を取るなど)
を身に付けることがますます重要になってくるであろう.

\section{考察}\label{sec:考察}

人と人がどのようにコミュニケーションを図るか,
この10年の進歩はそれ以前の100年の進歩よりも速いかも知れない.
人類の言葉によってはじまったコミュニケーションではあるが,
当初は文字情報主体であったものが,
映像や音声のリアルタイムのコミュニケーションへと進化することにより,
古来「個人対個人」でしか不可能であった,
「非言語的表現によるコミュニケーション」が
「多対多」でも可能になったともいえる.
早い話,言語をもたない動物の映像や音声を送れば,
その動物の気持ちを理解することも可能といえる.

さて,このように技術が進歩しても,
モラルがそれについていかなければ,
必ずしもそれが直接に人類の幸福につながるとはいえないだろう.

教科「情報」の目指すところは,そんなところにあるのかもしれない.

\section{感想}\label{sec:感想}

今回,コミュニケーションの形態の観点で,
「情報と社会」を考えた.
講義によって,普段,漠然と考えていたことを文章化することができる
良いきっかけになってよかった.


\section{参考文献}\label{sec:参考文献}
特にありません.


\newpage
\section{番外:}\label{sec:番外:}

コンピュータ概論1「ハードウェアの基礎」において,
コンピュータが電子スイッチの集まりとして,簡単な回路の説明があった.
テキスト212ページにも,1ビットの加算器があったので,
それを AND, OR, NOT の基本回路で構成して見ようと思う.

はじめに,論理値をまとめると次のとおり.

\begin{tabular}{cc|c}
\multicolumn{3}{l}{AND} \\ \hline
\multicolumn{2}{c|}{入力} & 出力 \\
A & B & $\textrm{A}\wedge \textrm{B}$ \\ \hline
0 & 0 & 0 \\
0 & 1 & 0 \\
1 & 0 & 0 \\
1 & 1 & 1 \\ \hline
\end{tabular}
\hspace{\quad}
\begin{tabular}{cc|c}
\multicolumn{3}{l}{OR} \\ \hline
\multicolumn{2}{c|}{入力} & 出力 \\
A & B & $\textrm{A}\vee \textrm{B}$ \\ \hline
0 & 0 & 0 \\
0 & 1 & 1 \\
1 & 0 & 1 \\
1 & 1 & 1 \\ \hline
\end{tabular}
\hspace{\quad}
\begin{tabular}{c|c}
\multicolumn{2}{l}{NOT} \\ \hline
入力 & 出力 \\
A & $\neg\textrm{A}$ \\ \hline
0 & 1 \\
1 & 0 \\ \hline
\end{tabular}

\vspace{\baselineskip}
212ページにもあるが1ビットの加算器は次のようになる.

\begin{tabular}{cc|cc} \\ \hline
\multicolumn{2}{c|}{入力} & \multicolumn{2}{c}{出力} \\
A & B & C & F \\ \hline
0 & 0 & 0 & 0 \\
0 & 1 & 0 & 1 \\
1 & 0 & 0 & 1 \\
1 & 1 & 1 & 0 \\ \hline
\end{tabular}

\vspace{\baselineskip}
桁上がり C は AND 演算で実現できる.

和の F の実現方法は排他的論理和といわれるものであるが,
これを基本回路だけで表現することを考える.

これはOR の結果$\maru{1}$ と AND の結果を
NOT したもの $\maru{2}$について
$\maru{1}$ AND $\maru{2}$ であるといえる.

\begin{tabular}{c} \\ \hline
$\textrm{A}\vee \textrm{B}$ $\maru{1}$\\ \hline
0 \\
0 \\
0 \\
1 \\ \hline
\end{tabular}
\hspace{\quad}
\begin{tabular}{c} \\ \hline
$\neg(\textrm{A}\wedge \textrm{B})$ $\maru{2}$\\ \hline
0 \\
0 \\
0 \\
1 \\ \hline
\end{tabular}

つまり,$\textrm{F} = (\textrm{A}\vee\textrm{B})\wedge\neg(\textrm{A}\wedge\textrm{B})$ である.
これを論理計算で展開すると,
\begin{quote}
$\textrm{F} = (\textrm{A} \vee \textrm{B}) \wedge \neg( \textrm{A} \wedge \textrm{B})
\quad \cdots\cdots \maru{3} \\
= \textrm{A }\wedge \neg (\textrm{A} \wedge \textrm{B})
\vee \textrm{B} \wedge \neg (\textrm{A} \wedge \textrm{B})\\
= \textrm{A} \wedge (\neg \textrm{A} \vee \neg \textrm{B})
\vee \textrm{B} \wedge (\neg \textrm{A} \vee \neg \textrm{B})\\
= \textrm{A} \wedge \neg \textrm{A} \vee \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{A}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{B}\\
= \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B} \vee \textrm{B} \wedge \neg\textrm{A}$.
$\quad \cdots\cdots \maru{4}$
\end{quote}

論理値の表で確かめる.

\begin{tabular}{ccccccc} \hline
A & $\neg\textrm{A}$ & B & $\neg\textrm{B}$ & $\textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}$ & $\textrm{B} \wedge \neg\textrm{A}$ & F \\ \hline
0 & 1 & 0 & 1 & 0 & 0 & 0 \\
0 & 1 & 1 & 0 & 0 & 1 & 1 \\
1 & 0 & 0 & 1 & 1 & 0 & 1 \\
1 & 0 & 1 & 0 & 0 & 0 & 0 \\ \hline
\end{tabular}

これを電子回路に置き換えることとなる.
同値な2式$\maru{3}$,$\maru{4}$では,$\maru{4}$が対称で見やすいが,
論理演算子の数としては$\maru{3}$が少ない.

これは1ビットの加算器であったが,
これを連結して4ビットでも32ビットでも可能になるわけであるが,
連結する際,下の桁からの位上がりも加えなければならない.

それを考慮して1ビットの加算器を考察すると,
入力は A, B のほかに,下の桁からの位上がり Cin を考えて,次のような論理表になる.

\begin{tabular}{ccccc}\hline
Cin & A & B & G & C \\ \hline
0 & 0 & 0 & 0 & 0 \\
0 & 0 & 1 & 1 & 0 \\
0 & 1 & 0 & 1 & 0 \\
0 & 1 & 1 & 0 & 1 \\
1 & 0 & 0 & 0 & 0 \\
1 & 0 & 1 & 1 & 1 \\
1 & 1 & 0 & 1 & 1 \\
1 & 1 & 1 & 0 & 1 \\ \hline
\end{tabular}

\vspace{\baselineskip}
足し算の原理から考えると,和の桁Gは A, B, Cin の1ビットの和だから,
A, B の排他的論理和の結果と Cin との排他的論理和であるから,
\begin{quote}
$\textrm{F} = \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{A}$ 
\quad $\cdots\cdots \maru{5}$
\end{quote}
に対して
\begin{quote}
$\textrm{G} = \textrm{F} \wedge \neg \textrm{Cin}
\vee \textrm{Cin} \wedge \neg \textrm{F}$
\end{quote}
である.$\textrm{F} \wedge\neg \textrm{Cin}$ の F に$\maru{5}$を代入すると,
\begin{quote}
$\textrm{F} \wedge\neg \textrm{Cin} \\
= (\textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{A}) \wedge \neg \textrm{Cin} \\
= \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B} \wedge \neg \textrm{Cin}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{A} \wedge \neg \textrm{Cin}$
\end{quote}
$\textrm{Cin} \wedge\neg \textrm{F}$ のFに$\maru{5}$を代入すると,
よって
\begin{quote}
$\textrm{Cin} \wedge \neg \textrm{F} \\
= \textrm{Cin} \wedge \neg (\textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{A}) \\
= \textrm{Cin} \wedge ( \neg (\textrm{A} \wedge \neg \textrm{B})
\wedge \neg (\textrm{B} \wedge \neg \textrm{A})) \\
= \textrm{Cin} \wedge (( \neg \textrm{A} \vee \textrm{B})
\wedge ( \neg \textrm{B} \vee \textrm{A})) \\
= \textrm{Cin} \wedge (( \neg \textrm{A} \vee \textrm{B})
\wedge \neg \textrm{B} \vee ( \neg \textrm{A} \vee \textrm{B}) \wedge \textrm{A}) \\
= \textrm{Cin} \wedge ( \neg \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \neg \textrm{A} \wedge \textrm{A} \vee \textrm{B} \wedge \textrm{A}) \\
= \textrm{Cin} \wedge ( \neg \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \textrm{A}) \\
= \textrm{Cin} \wedge \neg \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{Cin} \wedge \textrm{B} \wedge \textrm{A}$.
\end{quote}
\begin{quote}
$\textrm{G} = \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B} \wedge \neg \textrm{Cin}
\vee \textrm{B} \wedge \neg \textrm{A} \wedge \neg \textrm{Cin}
\vee \textrm{Cin} \wedge \neg \textrm{A} \wedge \neg \textrm{B}
\vee \textrm{Cin} \wedge \textrm{B} \wedge \textrm{A}$.
\end{quote}
論理演算子の数は 17個 で,当初の数より3つ多いが,
\begin{quote}
$\textrm{G} = \textrm{A} \wedge \neg (\textrm{B} \vee \textrm{Cin})
\vee \textrm{B} \wedge \neg(\textrm{A} \vee \textrm{Cin})
\vee \textrm{Cin} \wedge \neg (\textrm{A} \vee \textrm{B})
\vee \textrm{Cin} \wedge \textrm{B} \wedge \textrm{A}$
\end{quote}
とすれば,同じ14個で,式も対称的で見やすい.(たぶん回路設計もしやすいかも)

さて,位上がり C はもっと単純である.A, B, Cin の二つ以上が 1 ならば $\textrm{C}=1$,
それ以外は $\textrm{C}=0$ なので,
\begin{quote}
$\textrm{C} = \textrm{A} \wedge \textrm{B}
\vee \textrm{B} \wedge \textrm{Cin}
\vee \textrm{Cin} \wedge \textrm{A}$
\end{quote}

これが桁上がりを考えた1ビットの加算器の論理式である.
これを,自動スイッチや半導体の論理素子に置き換えればいいわけである.

\end{document}

2001年6月29日金曜日

2001年 図形と方程式テスト

数学II 「図形と方程式」のところのテスト
TeXソースとPDF

1 2 点(2, −3), (−1, −7) 間の距離を求めよ.

2 2 点A(−1, 1), B(5, 4) に対して,線分AB を1 : 2 の比に内分する点P,および外分する点Q の座標をそれぞれ求めよ.

 
3 3 点A(3, 4), B(−1, −1), C(4, 0) を頂点とする△ABC の重心の座標を求めよ.

4 2 点(3, 4), (−1, −2) を通る直線の方程式を求めよ.

5 点(−3, 1) を通り,傾き2 の直線の方程式を求めよ.

6 点(−1, 4) を通り,直線y = −3x + 2 に平行な直線,および垂直な直線の方程式を求めよ.

7 点(−1, 4) と直線x − 3y + 5 = 0 の距離を求めよ.

8 中心(2, −1),半径2 の円の方程式を求めよ.

9 円x^2 + y^2 = 4 上の点(1,√3) における接線の方程式を求めよ.

10 次の点A,B に対し,線分AB を1 : 3 に内分する点P,外分する点Qを図示せよ.
A B
· ·

11 異なる2 点A(x1, y1), B(x2, y2) に対し,
(1) 直線AB の方程式を書け.
(2) 原点を通り,直線AB に垂直な直線の方程式を書け.


12 2 直線の平行条件,垂直条件を書け.

13 x,y の方程式ax + by + c = 0 が表す図形について論じなさい.

14 定数c に対し,x,y の2 次方程式x^2 + ^y2 + c = 0 はどのような図形を表すか.

15 円の定義を述べ,その定義から円の方程式を導け.

16 3 角形の各頂点とその対辺の中点を無ずぶ直線は1 点で交わることを証
明せよ.

2001年6月6日水曜日

月記

いやはやもう1ヶ月を超えてしまう.

先週から教育実習生が来ています.

「えっとぉ,3年とき教えたんだよねぇ」
「はい,あと,1年,2年のときも・・・2年のときは担任でしたよ.」
「え?そうだっけ? そういわれてみれば・・・」

2年のときの合唱祭は学年優勝だったんだよなー
31日の合唱祭ではわが2年A組は・・・よくがんばりました.後悔はないよね.

明けた6月1日からはフェンシング関東大会.
関東大会は唯一個人出場した鈴木が予選1回戦リーグを通過してベスト32になったのだが,トーナメント1回戦で敗退してしまった.
団体戦の緒戦は東京の東亜学園だった.
東亜学園は去年は1-5で負け,3年前もぼろ負けで,今回も?と思ったら,どうしてどうして,4-4までくらいつきました.
結局4-5で負けはしたが,「うーん強くなった,さすが県1位までなっただけのことはある」と思った.他の千葉県の先生も強さにおどろいていた.

さて,関東大会は開催県だったので,3日間生徒も教員も休みなして大会をささえました.
初日は朝から準備をはじめ,夕方からの武器検査は夜7時過ぎまでかかったし,大会期間中は選手以外の生徒もピスト補助員や,Diretionale Technique 事務局員,その他運営係りとして働いてもらい,最後も後片付けも大変でした.もちろん卒業生にはピスト主任や DT として高校生の指導の手助けをしてもらいました.いやはやこんなにたいへんとは・・・みなさんおつかれさまでした.

さて,今度の9,10日は県総体,優勝すればインターハイだ!!!

2001年5月25日金曜日

2001年度一発目

2年生一発目.数学A 「数列」のところのテスト
TeXソースとPDF

1 初項2 公差−3 の等差数列の一般項を求めよ.

2 初項2 公差−3 の等差数列の初項から第n 項までの和を求めよ.

3 初項2 公比−3 の等比数列の一般項を求めよ.

4 初項2 公比−3 の等比数列の初項から第n 項までの和を求めよ.

5Σ[k=1,n](6k^2 − 2k)を求めよ.

6 初項1, 階差数列{2n + 1} である数列の一般項を求めよ.

7 a_{1} = 1, a_{n+1} = 3a_{n} + 2, n = 1, 2, 3, · · · で定められる数列の一般項を求めよ.

8 (x^2 − 2)^7 の展開式におけるx^4 の係数を求めよ.

9 2 項定理をΣ を使って表せ.

10 パスカルの三角形を10 段まで書いて下さい.

11 数列の数学的な本質を説明せよ.

12 数列の隣り合う項の関係を表す等式をなんというか.漢字で答え,読み仮名も書きなさい.

13 等差数列と等差数列を12 の式を使って定義しなさい.

14 初項a 公差(公比)p の等差数列と等比数列の一般項がそれぞれ
a_{n} = a + (n − 1)p, a_{n} = ap^{n−1} となることを, 13 の定義から証明しなさい.

15 (k + 1)^2 − k^2 = 2k + 1 であることを使って,
Σ[k=1,n]k = n(n + 1)/2 となる
ことを示せ.

16 数学的帰納法で,
Σ[k=1,n]k = n(n + 1)/2 となることを示せ.

17 フィボナッチ数列が出てくるものにはどんなものがあったか,覚えてる?
(いっぱい書くほど点数は増えるぞ)

2001年5月6日日曜日

フェンシング,団体優勝

今回の大会は久しぶりのホームゲーム.前日から準備だったのだが,4日は休日だからゆっくり準備できた.

メンバーは3年生が3人.(2年生はいない.1年生は男女2人ずつ入部)

初日,個人戦.
今年は開催県なので,男女とも個人10人,団体5校の出場枠があった.
決勝トーナメントに2人.あわよくば10位以内に3人はいれるかなと目論んでいたところ,関東出場1人とは情けない結果になった.

奥田が1回戦リーグ戦で敗退.
エースの内久根が2回戦リーグ戦,まさかの全敗で敗退.
それも悔しいことにすべて1点差.
No2の鈴木がふんばり,3回戦リーグを勝ちあがり,ベスト8・決勝トーナメントにシード順位1位で進出.
1回戦はシード8位を相手に順当に勝ちあがるが,準決勝で負け,3位決定戦で3位入賞.鈴木にしては上出来.

2日目,団体戦.6校登録で,全員が初心者の1年生の学校が最下位だろうから,それ以外の5校の関東出場は間違いないところ.
下馬評では,1位柏陵,2位検見川,3位東葛だったが,
前日の個人の結果でついたシード順位は1検見川,2柏陵,3泉,4東葛という
なさけないものだった.

ところが個人戦で惜敗した内久根が火の玉になり,個人戦3位で乗ってる鈴木も調子がよく,なんと予選リーグで検見川に6-3で勝って,快進撃の火蓋は切られた.
予選リーグ2試合目,日習を9-0で下し,予選Aグループ1位で通過.

決勝トーナメント1回戦,Bグループ2位の泉を5-3で下し,同じくBグループ1位の柏陵と決勝で対戦.
はじめ2勝するものの,すぐ追いつかれ,さらに1勝.
ここで2連敗し3-4で後がなくなるが,最後に鈴木,内久根が勝ち劇的な優勝.内久根の雄叫びが止まらなかった.

関東大会は6月2,3日船橋アリーナ(船橋市総合体育館)でやるので,みんな来てね.

2001年4月17日火曜日

IP の開放

自宅ルータの DHCP が配信する IP の有効期限を「無期限」にしたおかげで,職場のルータにつなげなくなってしまい,IP を開放するのにちょいと苦労した.
win98,Me なら winipcfg というコマンドでGUI 環境だけど,win2000 は ipconfig というコマンドで,コマンドラインからしかつかえない.
まぁ自分にとってはわけのわからん GUI より動作の見えるコマンドラインのほうが信頼がおける.
ともかく,解決してよかった.ふぅ~
で,もちろん自宅のルータの設定も変えました.

2001年4月10日火曜日

今日は農作業

館山で草刈りとヒノキの枝打ちをしてきた.
草刈りは機械でやるからちょちょいのちょい.
でも,刈った草を集めるのが面倒だが,しかたない.

ヒノキの枝打ちのほうは,隣の林の枝がうちの敷地の花畑に覆い被さって日当たりが悪いので,以前からやりたいと思っていたのを,今日実行.
梯子をのぼり,枝を登り,1本のヒノキの6,7m以上まで枝を払いました.
鉈を使って人力でかんかんと・・・腕がパンパンになってしまった.
枝といっても太いのは20cmくらいあった.
10cmはある枝が1本の木に10本くらいついている.
ヒノキはあと7本ある(;_;).
チェーンソーがほしいぞ.

2001年3月20日火曜日

ボントロでスターウォーズ

母校の定期演奏会に,OBバンドで出た.練習は2月ごろから3回程度やっていたようだが,私は今日のリハーサルがはじめて.
まぁなんとかなるかー,ってなんとかなった.あは

2001年1月31日水曜日

廃車

Rover Mini - INDEX

2001年1月廃車



楽しい車だったけど,寄る年波には勝てず.

エンジンの回転数がだんだん上がらなくなり,トルクも出なくなる.症状が出始めて,2日で20km/h 以上で走れなくなった.おそらくヘッドガスケットが抜けたのだろう.直すと買うよりも高くつくので,廃車にした.

とりあえず,自分のパソコンより安い中古車を買った.

Rover Mini - INDEX

シフトノブ折れる

Rover Mini - INDEX

シフトノブが折れる


2000年10月20日
なんとぽっきり!思わず笑ってしまいました.


ちょっと手元が遠くなったけど,まぁ問題ない.もうすぐ車検,簡単に治りそうだ.

Rover Mini - INDEX

猛暑でエンスト

Rover Mini - INDEX

ベーパーロックを起こす


1999年8月9日の猛暑の日.クーラーもないミニで情報教育センターへ出張.その帰り道16:00ころ船橋市運動公園の前,信号待ちの最中,何の前触れもなくエンジン停止,スターターは元気いいが全くかからない.道路の真中,後ろにも車がいたので 急いで手で押して 道端に寄せた.軽い車(680kg)はいい!あとで考えるとスターターが回るので,スターターで寄せてもよかったが.ボンネットを開け,燃料フィルターを見ると真っ白でガソリンが空っぽ(タンクは満タン).スターターぶん回してもガソリンのにおいがぜんぜんしない.

これはあとで撮影,ガソリンのオレンジ色が透けて見える


間違いなくガソリンが来ていない.猛暑によるベーパーロックか,燃料ポンプがいかれたか.燃料ポンプはカムシャフトで駆動していて壊れるようなことはまず考えられない(現代の車ならモーター故障などがありうる)から,ベーパーロックの可能性を信じ,日陰に移してエンジン冷えるまで, 1時間ほど近くの山田うどんに避難.

時間をつぶしてからからスターターを回す.これでだめなら JAF 呼ぶしかないな.お!ガソリンのにおいが漂った矢先,「ぐぉーん」と息を吹き返すエンジン.おうちに帰れました.めでたしめでたし.

猛暑の日で,結構渋滞にも巻き込まれてのことでした. Mini 試作段階では,エンジンの前方,フロントグリルのところに,キャブレターが配置されていましたが,イギリスでは冬季にキャブが凍結してしまうということで,製品段階でエンジン後方排気管の上に設計変更されたそうです.

エンジンルーム

「熱帯」の日本なので冷却水やファンベルトには日ごろ気遣ってましが,今後はベーパーロック起こさないように,渋滞しない道を選んで走るように気をつけよう.

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ワイパー

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ワイパーゴム交換


これでは拭き取れません
古いワイパーゴム

6月にはいると季節がらガソリン屋でも「換えませんか」と言われ始める.毎回わざと「換えて下さい」と頼む.実はこんな長さのはあるはずがないからわざと頼む,換えられるもんなら換えてみな.すると「すみません,このサイズはありません」(そのつもりで頼んだのさ)ワイパーくらい自分で新しくしよう.

とっても短いので専門店でも売ってません.ローバーに聞いてもなんと「純正品もない」と言われた.

しょうがないから 60cm の市販品 1本を買ってきて,
長い市販品長い市販品

カットw
切断w
たったの 26cm カワイイ

新しくしたワイパーブレード
ワイパーブレード


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キャリパ交換

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前輪左キャリパ交換


1999年4月24日,ブレーキペダルがふわふわに.エアが混入したようだ.オイルもだいぶ減っていたので下回りをみると,前輪左のディスクキャリパの油汚れがひどい.やっぱ漏れてる.ということでいちおう自分でエア抜きしてから工場へ.

さっそく見てもらうと,キャリパ交換とのこと.
 「これつけていい?」
とボロい Mini をゆびさし,
 「新品は取り寄せに時間かかるし高くつく(部品定価48,500円)」
ということで,中古品を工賃込みで 16,800円,2日間でつけてもらいました.激安!

 代車で借りた車(2000cc AT)は静かで,私はエンジン回ってるのにスタータをまわしてしまい,工場の人も
 「うちの車はうるさいのばかりだから,我々もしょっちゅうやってしまうんですよ.」(笑)

直したブレーキ
キャリパ
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タイヤ交換

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小さく安いタイヤ


1999年2月パンクしました.タイヤを見ると,ひび割れだらけで直してもまた別の場所から空気が漏れるだろうから全部交換しました.
タイヤ
いやはや 145/70R12 のタイヤは小さく安い.1本たったの2600円.交換工賃500円/本と古タイヤ処理代がやったら重く感じられました.こればかりは1本5万円のタイヤだろうが同じなんですね.

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マフラー

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マフラーがない!


1998年8月暑いので,乗らずに3週間ほどたったある日,やたら音がいいので車の下を除くと
マフラーがない!

マフラーを止めてるボルトがしっかり地面に並べられていたので,盗まれたようだ! センターマフラーが気に入っていたのにぃ…

人通りのない通りの奥の駐車場で,他の人に聞くとカーステレオ盗まれたり,鍵を壊されたり,いたずらされたりが多いようだ.これ以上いたずらされたら困るので,駐車場をマンション玄関前に変更.



応急処置


で.京葉ホームセンターで90cm32φの手すり用ステンレスパイプを 780円で買ってきてつっこんだら,長さがぴったり.そのまま針金で留めました
ステンレスパイプ

どうせ11月に車検なので,そのときマフラーを取り付けることにして,当分の間「直管」にしとこう. 90cmのパイプがついているだけで3000回転以下なら音もだいぶ気にならない.でもちょっと加速しようと3000回転を超えるととてつもないことになってしまう.

10月もう一つ落下


マフラー2つのうち,盗まれたのはセンターマフラー1つだけだったが,残りの1つ(触媒がはずされ代わりについてた)も落下.針金でくくりつけたパイプが不安定で,残りの1つに負担をかけたようだ.マフラーなしの音は,アイドリングなら大排気量の単車のようでナイスだが,ちょっとアクセル踏むと爆音で,車検も近いこともあり修理にだそう.
残りのマフラー


マフラー修理


「車検通るように触媒をつけて修理してくれ,センター出しマフラーにはこだわらない.新品でノーマルでもいい」と頼んだ.修理工場で見てもらうと
ツインキャブとセットになってる排気管で,ノーマルにはもどせない. 戻すには全部取り替え.そうすると, キャブもノーマルに戻さなくてはならず金がかかりすぎるし作業も面倒.
その上,1000cc用の触媒は手に入らないから1300cc用を加工してつけることになる.マフラーは中古があるからそれをつけてもいいか.


ということでこちらも全く異論はなくそのとおりにしてもらう.
で,できあがりを見ると思いもよらずセンターマフラー.それも中古なのでたった5000円.触媒は新品を加工してなんとかつけてくれたようだ.感謝.全部で40000円で済みました.

生意気にツインキャブ,これのおかげでノーマル部品が使えない.
ツインキャブ

そして,マフラーに鍵(自転車用)をかけました.(笑)
鍵(自転車用)

センター出しマフラーの良いところは,駐車場の車止めにあたらないこと.


「マフラー盗らないで」のポーズ
マフラー盗らないで

最低地上高 6cm (ティッシュの上は触媒)
最低地上高 6cm
でも外車だから車検通過.

直してから3回触媒をこすりましたっっ.(T_T)
1. 12月出っ張ったマンホールのふた
2. 1月新京成の踏み切り(カーブが多すぎるぞ!!)
3. 3月ヨークマートの駐車場


ヨークマートの駐車場ではUターンも考えたのだが.覚悟してそぉーっと通ったら,やっぱり「ごぉりごぉり」.

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こんな車

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エンジンルーム


エンジンルーム
1959年 Mini が世に出た時,世界初の横置きエンジンでした.電動ファンなどない時代,当然ラジエータは車の左側に押しやられました.バッテリはトランク内.それでも1989年車だからけっこう補器類がついてる.

クーリングファン
夏暑く,冬寒い車です.真冬,水温計の針が動き出すのに10分,暖房が効き始めるのに20分.水温計の針が安定するまで30分はかかる鋼鉄製エンジンブロックです.現代の車がすぐ温まるのはアルミ製だからです.

トランクをあける


トランク
あけるとガソリンタンク(34リッター)丸見え.追突しないでね.雑誌「Mini Freek 6月号」によると,ふたのところまで満タンにするとホントにぴったり 34L 入るそうな.でもそんなことすると,加速時や上り坂であふれてしまう.(*_*)

カバーをめくるとバッテリカバーが見えます.
トランク

こんなところにおしやられたバッテリ.
バッテリ

油を差す!


グリスアップポイント
基本的に40年前と同じ構造の車.メンテナンスフリーの現代の車では考えられない「グリースアップ」が半年ごとに必要.この絵は見やすい後輪のトレーリングアームの付け根のグリスアップポイントにグリスアップしてるところです.前輪のサスペンションにあと3個所,グリスアップポイントのニップルがあります.

まぁ車をいじるのが好きな人向きですな.


前輪サスペンション


F1と同じダブルウィッシュボーンです(だからどうした).グリスアップポイントはタイヤのかげで見えません.黄色いのはショック.
サスペンション
コイルスプリングはありません.

Mini のサスは,このサイズの車に独立サスを実現するためにコイルスプリングを使わず,代わりにラバーコーンというゴムの固まりを使用しています.
ラバーコーン
アッパーアーム真下から覗いた前輪ラバーコーン

Hi-Loと書いてある部品は車高調節器.その向こう側(つまり真上)にある茶色っぽい(ついた鉄粉が錆びたのでしょう)のが,ラバーコーンスプリング.ラバーコーンがぴょこぴょことしたミニの動きを特徴づけています.ラバーコーンはゴムの塊なので,だんだんへたります.すると車高が下がるので,Hi-Lo で車高を調節するのです.
ラック&ピニオン
ステアリングはラック&ピニオン.油を差した時,ラックのゴムの蛇腹が切れているのに気づいたので,車検時,新品に交換してもらった.


エンジンオイル


油といえばエンジンオイル.
エンジンオイル
なんとこのエンジンオイル,ギアオイル,デフオイルも兼ねてます
さすがにブレーキオイルは兼ねてませんw…って当然か.オートマ車はなんとトルクコンバータオイル(いわゆるオートマオイル)も兼ねてます.オイルの種類が1種類で済むというのは合理的(?)ですが逆に負担が大きいので,頻繁にオイル交換が必要.

パネル


座席に座るとステアリングの中心が自分の中心から左へ5cmずれているのがわかります.つまり,座席の中心とステアリングの中心がずれてるんです.
ステアリング

センターメーターはスピードメーターです.その左側の小さいのが水温,右側のが油圧.ステアリングのところに見えるのがタコメーター.最近の車で,「人間工学的に見やすくセンターメーター採用」などといっているが, Mini のセンターメーターは「左右ハンドル付け替えても同じパネルで安上がり」という理由で人間工学なぞ考えてないから見づらいのだ.

はじめてホーンを鳴らす場面では,鳴らすことが出来ませんでした.その5分後鳴らし方をつきとめました(^^;).さてどこでしょう?

パネル
それから「チョーク」(知ってる?)なんてのもついてますし,ベンチレーターのファンは「On-Off」のみで,外気導入のみ.

後部座席に入る


ちょっと大変.あんまり乗りたくない.

どっこいしょ

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