を扱っていて、円と直線の共有点のプリント。
プリントの問題
(問1) x^2+y^2=3 とy=-x との共有点
プリント作成者が、数字を間違えたということで、3 を 8 に直した。8に直すと、答えが整数になるからだ。
3のままだと、
(解)直線を円に代入し x^2+(-x)^2=3 を解いて、x=\pm\frac{\sqrt{6}}{2}
直線に代入して、y=\mp\frac{\sqrt{6}}{2}, 共有点\left(\frac{\sqrt{6}}{2}, -\frac{\sqrt{6}}{2}\right), \left(-\frac{\sqrt{6}}{2}, \frac{\sqrt{6}}{2}\right)
8に直すと、(2, -2), (-2, 2)
自分は、直さなくてもいいと思ったけど、直すなら直すか。
ほかにも、共有点が格子点(座標が整数)になるように訂正したものがあった。
「これでみんな答えが整数になるぞー」
そもそも、(問1) x^2+y^2=3 の半径 \sqrt{3} は格子点をひとつも通らない。
r^2 が 5, 10, 13 にすると、通る格子点が8つになって、答えが整数となる共有点の問題のバリエーションが増える。
ここでふと、あることを思い出した。
「 r^2 がこうなると、共有点が整数にできるな」と板書。
5=1^2+2^2
13=2^2+3^2
17=1^2+4^2
29=2^2+5^2
37=1^2+6^2
41=4^2+5^2
「この数はどんな数か?」
「素数」
「まぁそうだけど、素数の一部。このように平方数の和になる素数は、どんな素数だと思う?」
「・・・」
「4の倍数、かけ算の4の段をならべてごらん。」
4, 8, 12, 16, 20, 24, 28,
「おぉ」
「わかったかな?」
こうやって、性質を生徒が見つけられる授業って、楽しいなぁ。
4n+1 が素数ならば、それは平方数の和になる
ってのはフェルマーが証明したんだっけ?
逆の、平方数の和になる素数は、4n+1 も言えたかな。
半径の2乗 r^2 が、次の数であれば、格子点を通る。
1=0^2+1^2
2=1^2+1^2
4=0^2+2^2
5=1^2+2^2
8=2^2+2^2
9=0^2+3^2
10=1^2+3^2
13=2^2+3^2
16=0^2+4^2
17=1^2+4^2
18=3^2+3^2
r^2 が 1, 4, 9, 16 の平方数なら、x軸、y軸上で必ず、格子点となるから少なくとも4つは格子点を持つけど、逆に4つしかないと、共有点の問題としては限られる。
半径の2乗 r^2 が 2=1^2+1^2 や18=3^2+3^2 のように2つの同じ平方数の和となる数も格子点を4つしか通らないから、半径が平方数であるのと変わらない。
5など、2つの0と異なる平方数の和で表される数5=1^2+2^2
で、その平方根を半径に持つ円を使うと、格子点が8個に増え、いろんなバリエーションの共有点の問題になる。
5=1^2+2^2
10=1^2+3^2
13=2^2+3^2
17=1^2+4^2
20=2^2+4^2
25=3^2+4^2
26=1^2+5^2
29=2^2+5^2
34=3^2+5^2
37=1^2+6^2
40=2^2+6^2
41=4^2+5^2
45=3^2+6^2
50=1^2+7^2=5^2+5^2
ここから、素数を5, 13, 17, 29, 37, 41 を抜き出すと 4n+1 なわけだ。
異なる平方数の和が平方数である25と、2通りに表せる50は格子点が12個になる。
2通りの平方数で表せる最小の数が50。
ついでに、1729は2通りの立方数で表せる最小の数で、「タクシー数」と呼ばれる。
1729=1+1728=1^3+12^3
1729=729+1000=9^3+10^3
「タクシー数」はハーディがラマヌジャンのお見舞いに行ったエピソードに由来する。>検索
私は彼をパットニーの療養所に見舞ったことを覚えている。私はナンバーが1729のタクシーに乗り、その数は無味乾燥なもののように思え、それが不吉なことの前兆でないことを願っていた。しかし彼は「そんなことはありません、とても興味深い数字です。それは2通りの2つの立方数の和で表せる最小の数です」と返した。
「素数が、4n+1であることと、平方数の和であることは同値 」
は「フェルマーのクリスマス定理」と呼ばれるそうだ。
由来は、フェルマーがメルセンヌにこれが「証明できた」と手紙を送ったのが、1640年12月25日だったから。
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