2006年10月31日火曜日

鬼撚線

ネットで見かけた,変な言葉.
「オニヨリ線」

避雷針のアースなどに使用される銅線のひとつであることが,検索したらわかったが.
どんな撚り方をしているんだろう.
どんな形?
「鬼」の名のつく由来は?

知りたい.

2006年10月30日月曜日

約分の感想

昨日の記事「約分」に書いた中学生の感想.


学でやらないことをやってよかったです.

校の授業のふんいきがわかってよかったです.

ても楽しかったです.ここは絶対に合格したいと思いました.

らないことがわかった.

学校でならやらなかったことを学べたのでよかったです.

くぶんできないと思ってたのが,できてとてもたのしかった.

のしかった!!数学の先生がおもしろくて楽しい授業ができた♡♡

ーと,数学ってやっぱり大変だなと思った.でも,新しいとき方でやってみると・・・できた!!ところもあった

学はとてもおもしろかったし,簡単なやりかたもできた!!この学校で勉強したいなーって思いました!

学に参加して,とても楽しく,先生がわかりやすいので良かった

解に苦しむ!!

やく解く方法が知れてよかった

分のかんたんな?やりかたがわかった◇◇おもしろかったです!!

業が分かり,やれておもしろかった.複雑な計算もすぐ解けるようになってうれしかった!!

くろべえ「互除法」関連の記事

2006年10月29日日曜日

約分

昨日は中学生対象の「秋の学校公開日」というイベント.

ユークリッドの互除法を用いた約分をやった.
一昨年からずっと同じ内容で実施して,3年目である.>最初の年
プリントもまったく同じもの.プリントPDF

最大公約数を求めているだけなのだが,最大公約数ってあんまりありがたみを感じない.
ユークリッドの互除法の子供向け説明に,タイル並べがあるがそれも最大公約数がらみの話題である.
「最大公約数を求めてどうなるの?」
ほんとうはそれがすごいのだが・・・

それに比べれば約分を直接扱うと,
「こんな約分ができる!」
という得した気分になってもらえるのがいいところ.

感想にも「約分が楽しくなった」というのがあった.

この約分方法は,あまり社会に浸透していないようで,約分というと世間一般には「素因数分解」であるようだ.
次の知恵袋の回答でも,ベストアンサー以外はすべて素因数分解を解説している.>Yahoo
あるいは,ユークリッドの互除法と約分がつながっていないのかな.

追記:「約分の感想」

くろべえ「互除法」関連の記事

2006年10月28日土曜日

方程式とは

高校1年生レベルでは
「xの等式があって,その等号が特定の値でのみ成り立つとき,その等式を方程式といい,特定の値を求めることを解くという.」
かなぁ.
つまりこれでは1変数にしか対応しない.

直線の方程式「y=3x+1」はどういうこと? これの解は?>「直線の方程式」って何よ
この「等式」も座標平面上の特定の点のみしか満たさない.つまりその特定の点全体が直線に並ぶので,この方程式の解は「直線」である.
だから「直線の方程式」という.
円の方程式とかも同様.

「y'=k y」みたいな微分方程式は,こんな説明では「方程式」の範疇にははいらないな.
未知数ではなく,未知関数.
求めるのは値ではなく関数だ.


線型代数の簡単な連立方程式を考える.
つまり係数行列$A$とベクトル$b$と未知数ベクトル$x$に対して,
$Ax=b$
と表現されるわけだが,まぁ
$b\in \mathrm{Range}(A)\Longleftrightarrow$解が存在する.
$\mathrm{Ker}(A)=\{0\}\Longleftrightarrow$解ただひとつ.
くらいは大学1年の線型代数だ.
これなんかも,求まるのはベクトル.

「方程式」の概念もどんどん広がる.

結局,方程式の
「気持ち」
は,ふだん対象 $A$ にある操作 $f$ を施して対象 $B$ を得ている状況があるとする.
で,結果の対象 $Q$ が先にわかっているときに,操作 $f$ を施して,対象$Q$になるような,「元の対象」を表す式$f(X)=Q$が「方程式」であるといえる.
で,「方程式を解く」とは $Q$ に操作 $f$ の「逆操作」$f^{-1}$を施す方法を求めることにあたる.
つまり$X=f^{-1}(Q)$
もちろん,「存在するの?」とか「ひとつだけ?」なんてのは数学の議論ではある.
すなわち操作の結果,$Q$になるものがまったく無かったり,いくつもあったりする場合も,数学では考えなければならないが.

すごく簡単な話.
「a倍」という操作を考える.
たとえば「2を3倍して6になる」とか.
さて,「3倍して12になる数は何?」では
3倍の逆操作が必要となる.割り算「12÷3」とはそういうことなのだ.


では,「0倍」という操作.
これはなんでも0になる操作である.
その逆操作は,0で割る計算に当たる.

「0倍して12になる数は何?」つまり操作の記述としては「12÷0」
「0倍したらなんでも0だからないよ」,つまり逆操作が存在しない例.
「0倍して0になる数は何?」つまり操作の記述としては「0÷0」
「0倍したらなんでも0だからねー,なんでもあてはまっちゃうよ」,つまり逆操作がひとつに決まらない例.


結局方程式って,ファイバーなのよ・・・>wikipedia

2006年10月27日金曜日

iの立方根(虚数単位の3乗根)

先日,虚数単位i の平方根を求めてみたが,同様に4通りの方法でできるかな?


まずは,旧教育課程にあった,複素数平面の de Moivre の公式を使ったもので,これは当時の教科書の例題にあるだろう.

<解1>
i の絶対値 |i|=1 で,偏角は 90度+360度×n
ということから,
3乗根の絶対値は1の正の3乗根なので 1.
偏角は3で割って 30度+120度×n
つまり

2006年10月26日木曜日

必修逃れ

やっぱりな.よく聞く話で,今頃問題にするんかい!という感じ.

教育課程表の教委への報告が実際と違うのが問題になっている.
いわゆる二重帳簿ということなのだが,もっと悪質なのが,ちゃんと教科書まで買わせて「実は中身が別教科」というパターン.

3年前新設された「邪魔な」「総合」や「情報」,きちんと時間がとられているか.

まぁ「総合」は「なんでも」なので,そこで受験補習をしても「総合」なのだろうが,「情報」で他教科をやったりしているのを聞いたことがある.
つまり他教科の単位を「情報」に読み替える裏技である.

とりあえず,今の学校や前の学校では雰囲気的にありえない(自分の教科の縄張りは死守する)話だが.

教科情報を最初に履修したはずの大学1年生に教科情報の教育内容でもアンケートすると面白いだろうねぇ・・・
「ワープロとエクセルとインターネットだけで終わった」ならまだいいほう.
「1単位は他の教科をやった」とかあるだろうな.

"必修科目逃れ"wiki - 高校リスト

2006年10月25日水曜日

ハイブリッド

ハイブリッドカーというと先進技術の塊なので,なにか高級そうなイメージではあるが,「燃料がいろいろ」という意味である.つまり燃料が「雑種」なのだ.

うちの猫の種類を聞かれたときは,「ハイブリッドだよ」と答えている.

2006年10月23日月曜日

休日

学校の文化祭の代休の日に,数学部会の編集で出張だったので,今日代休を取った.
実は,今日確実に学校を休むために,土日に出勤して試験問題の作成や印刷をしておいたのだ(やれやれ).

土曜日は試験問題の作成,帰り道にGB250に給油したら 407.3kmで12.47L.32.66km/L まぁまぁかな.
日曜日に印刷して,ついでに運転免許の更新に幕張まで行ってきた.
やはり日曜なので,すごーく混んでいた.
2年半前に大型二輪免許をとったときに新しくなったので,まだ3年は経過していない.その直前,蔵前でスピード違反をしているので,講習は「一般」で60分である.事故の悲惨さなどのビデオや自分の運転診断など.

今度は期限が5年か.5年後は50歳でパスポートも更新だ.わかりやすくていい.

さて,今日は朝から雨だが,ダリ回顧展に上野の森美術館へ行ってきた.


ムスメが絶賛していたので.
そもそも4年前に諸橋近代美術館へ連れて行ったのがきっかけかも.それにしても諸橋のurlは「dali.jp」かい.すげーな.
雨の月曜日なので,さほど混んでもいないかなと思いきや,なんで東京はこんなに人が多いのだろう・・・
それでもめげずに,3時間ほどかけてゆっくり見た.

今回の展示は全て絵画で,それが,「だーっと並んでいるだけ」だった.
まぁつまらなくはないが,諸橋ほどのインパクトは無かったかな.
諸橋の彫刻とかの収蔵品の展示なんかもあれば面白かったのにと思う.
まぁ上野の森を見たら次は諸橋へ行け,という感じ.

さて,帰りは雨なので神田古書街ではなく,八重洲ブックセンターへ寄り,今度読もうと思う本を物色するが,買わない.まだ読もうと思って積んである本がたくさんあるから.
さらに建て替え中の丸善ビルはどうなっているかな?と銀座へ足を伸ばしたがやはりまだ工事中.あとでネットで調べたら来年の春にできるらしい.

船橋の旭屋書店でも立ち読みして5時過ぎに帰宅.

2006年10月20日金曜日

飲酒運転撲滅

酒飲みの自分だが,飲酒運転の経験はない.

罰則が厳しくなったときに,飲酒運転の数はかなり減ったが,ここ数年は減らずに横ばい状態.
さらに常習者が悪質化していて,それをどうするかが問題だと報道されていた.

常習者のインタビューはなかなか自分勝手で,
「飲酒は自由」
「自分は事故を起こさない」
などなど

これからは罰則を強化しても「事故を起こさないから乗る」人間には効果が無いだろう.
ひき逃げのほうが罰則が軽いため,ひき逃げして酒を醒ましてから出頭するらしい.
つまり飲酒者は「いかに事故を起こさないか」ではなく「いかに逃れて酒を飲むか」を考えるわけだ.そんな人間に殺される被害者はうかばれない.

何かのインタビューで
「今,飲酒はキビシイからしません」
と答える人がいた.まぁ飲酒運転しないというのはいいことだが,そうじゃないだろう.キビシイからという相対的な認識ではなくて,「絶対悪である」という共通認識を確立せねばならない問題なのだ.

自動車メーカーの対策(検知器)も含め,ありとあらゆる方法をとり続けるしかない.

2006年10月19日木曜日

Gmailにした

仕事のメールアドレスは,県のウェブメールを使っていた.
ウェブメールなら自分のパソコンが無くもチェックできるし,せっかく,県が用意したのだから使わないと.ということで.

ところがこれは20Mで使えなくなる.
それは知っていたので,せっせと削除しながら使っていた.

先週,数学部会誌の編集仲間から「メール届いてる?」の電話.
「あ゛ー! もしかして・・・」
あ る人が巨大な添付を送って,一気にマックスになっていた.行事の写真たかが2枚であるが,高画質のディジカメで撮影したフルサイズのファイルをそのまま添 付したらしい.いわゆる,サイズなど気にしないパソコン初心者の人で,通信環境が恵まれた現在ではよくあることである.

編集委員会MLの50通ほどが受信できず,編集作業が自分のところで滞っていた.で,先週のどたばた編集となったのだ.

大事なメールが届かないのは困るので,県のメールは捨てることにした.
でもウェブメールは使いたい.
ヤフーのアカウントはあるが,どうもヤフーのメール画面はごちゃごちゃしてきらいである.
で,数学の編集委員のある人が
 Gmail( http://mail.google.com/ )がいいよ.
ということで様子を見たら.でかい広告は表示されないし,スレッド表示もできて画面がすっきりしているし,2.5GBもの容量があるしということで,すぐにアカウントをとった.

現在容量は2775MB=2.7GBで刻々と増えている。>こちら
無限に増えるの?
おもしろいなー

2006年10月18日水曜日

出張

2日連続,午後出張.どちらも単車でひとっ走り.

昨日は高体連の研究班で,県スポーツ科学センターへ.総合スポーツセンター内の施設である.
来年2月の県の研究大会とか,3年後(?)の千葉県での全国レベルの研究大会の企画関係.
昨年のインターハイでのアンケートの結果をどう分析するかといったところ.
「調査班」ではなく「研究班」なのだから.

今日は情報部会で千葉大学.
大学の先生との意見交換等.ちょっと時間が足りなかったかな.
大学が高校の情報に望むことは,「教科情報」の目的とはずれている感じ.
教科情報の目的は指導要領を見ればわかるが,単にリテラシーではなく「情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を育てる」とある.大学は「ワードエクセルパワポが自由に使えるようになって,進学してくれるとありがたい.」という雰囲気かな.

夜に懇親会が企画されていて,つづきはそちらだったのだろうが,自分は数学部会誌を印刷所にもって行く仕事.
直前まで文字の間違いに気づいたりして,メーリングリストで情報交換をしていた.それでもたまに印刷が仕上がってから「あ」となることがある.

印刷所は千葉大裏門から徒歩5分.いつもとてもきれいに仕上げてくれる印刷所である.学校要覧とか学校案内とか,今度ここで作ってもらおうか.

2006年10月17日火曜日

本日の無酸素計算(虚数単位 i の平方根)

$i^i=e^{-\frac{\pi}{2}}$ >i^i の計算
よりは,やさしい.

旧教育課程では複素数平面を扱っていたので,教科書の練習問題レベルである.

解1

2006年10月16日月曜日

めまぐるしい1日

授業4つやりながら,明日の会議資料の作成と,部会誌編集の最終チェックと,試験問題作りと・・・

2006年10月15日日曜日

自転車操業

昨日も今日も,学校で仕事.
自宅では捗らないので.

まさに自転車操業.

2006年10月14日土曜日

炎上電池交換

炎上するバッテリを交換.

先月,自宅のmac の電池交換を申し込んでいたものを,宅配の人が持ってきた.

そして,宅配の人が「古いのをすぐに持ち帰ることになっています.」とのことで,着払いの伝票を書いて,新しいのが入っていた箱に古いのを詰めた.
「これが,火を噴くバッテリですよ.」
先月,火を噴くものだと発覚してからパソコンはACだけで使っていた.
バッテリは放電させたから,運送中に火を噴くことはないと思う.

けっこうニュースになって,交換にはもっと時間がかかるかなと思ったら,意外と早かった.

2006年10月13日金曜日

雪崩れ

先日書いたリンクの「言葉にならない」映像のような状態が発生.
インスタントのお茶を,缶からカップに振っているときに,雪崩が起きてしまった・・・
深緑色のどろどろのお茶・・・

2006年10月12日木曜日

冷たいです

よく言えば,冷静.

伴ちゃんの件で,各方面から気を遣ってくれ,ありがたくて,もったいないです.

それに対し,自分は図太いというか,現実を受け入れるのが得意というか.
まぁ要するに「冷たい人間」(ムスメの母親の言)なので,普段どおりでなんらかわりなく,申し訳ない.
父親が飛行機事故に遭い,遺族として海外に行ったときに,成田で「遺族の様子」が放送された.そのとき後ろの方で,弟と馬鹿笑いをしている様子が画面の隅に写っていたらしい.(あちゃー気をつけます)

今回の件を友人に伝えるときも,深刻な口調の友人に対して,人ゴトのように話してしまうので,「まずいかな」とも思ったり.
しかし,もともと感情を表すのが苦手なので,しょうがないな.

伴ちゃんとは二人の間で,かなり非常識なきわどいギャグを言い合っていたので,非常識なギャグを発してしまわぬようにだけは,気をつけているが.

ムスメの母親も知り合いなので知らせたが,結構取り乱した感じだった.
ブログを眺めても,女性はけっこう大変な人が多い印象.

ブログの女王も関羽の死を引きずってるみたいだしw>過去を引きずる
1787年も前のことなのに.ブログの女王は長生きだね.今年1810才くらい?

まぁ,こんな記事を書いて言い訳するくらい,ショックなんだよ.

2006年10月11日水曜日

TARAKO FIGHTER

うがっ!>TARAKO FIGHTER

やられっぱなし.
ベストは


76 tarako でクリアだと思うが・・・

2006年10月10日火曜日

本日の無酸素計算(波動関数)

息を止めてやる計算.

Aを振幅,xが位置,tが時刻のとき,複素数の定数kに対して波動関数は
$\Psi=Ae^{i(kx-\omega t)}$

波動方程式を扱うと,しばしば波動関数の複素共役が出てくるが,この波動関数の複素共役を求めてみる.ちなみに「共役」は常用漢字だが,本来は「共軛」と書く.牛車の軛(くびき)にあたる「実部」が共通で虚部が轅(ながえ)にあたる雰囲気.つまり共通の実部をもつ複素数が「共軛(きょうやく)」

さて,この波動関数を展開して,複素数の実部と虚部に分ける.
高校数学以外では,オイラーの関係式
$e^{ix}=\cos x +i \sin x$
を使うかな.

2006年10月9日月曜日

訃報

伴古庵 氏が急逝したもよう.


先月末からハワイへ友人の結婚式に行ったのだが,ハワイ時間4日に急逝とのこと.
結婚した方の友人からのメールの情報なので,これ以上の詳細は不明.

昨日,その友人から連絡取れぬとのメールがあり,近所にある自宅と実家へ訪ねたが,どちらも不在.
今年になって心臓で検査入院していたのは知っていたので,雨戸の閉まった実家のチャイムを押しながら「しゃれにならんぞ」と思い始める.夜になって電話したが,やはり不在.

で,今日のメールで判明.まだ実家は不在のままだった.

航空ショーに一人で行かなきゃならないじゃん.
「なんちゃってー.めんごめんご」と言ってくれ.

2006年10月7日土曜日

言葉にできない

jazz1 さんからもらった>「言葉にできない」

ぎゃはは.
ようつべはおもしろくて,いろいろ見てたけど,これは最高.

2006年10月6日金曜日

危機管理意識

大雨と洪水の警報が出た.
自分は,ひとつでも警報が出たら,生徒を帰すべきだと思う.

今日の雨の降り方は,土砂降りではない普通の雨である.
だから,「帰すほどではない」との学校の判断である.
でも,その判断は科学的なものではない.自分たちの過去の経験に基づいた「素人判断」である.
いちおうネットで雨雲の動きなどを見たという.その動きを見て「生徒の帰宅に影響が出るほどではない」などという判断は,どこまで行っても「素人判断」に過ぎない.昨夜からやむことはなくずっとこの降り方なのだが.

気象庁は,一定の地域全体にごく一部でも洪水が起こる可能性があれば,警報を出す.千葉県北西部なら100万人以上の住民の1人でも洪水に遭いそうなら警報を出すわけである.
1人も犠牲者を出さないためには,適切な警報の出し方である.

逆に,それが「警報」を狼少年状態にしているかもしれない.

たいていの洪水警報は被害がほとんど出ないまま終わる.でもそれは「よいこと」なのである.

つまり災害は不可抗力もあるだろうが,警報が出ているのにもかかわらず川に近づいたり,避難が遅れたりして,災害に巻き込まれる場合もある.
そして異口同音に「いままでこんな災害がなかったから大丈夫だと思った」という.警報が出ているにもかかわらず,狼少年状態で大丈夫だと思ったわけである.

「警報」はトップレベルの危険情報で,これ以上の危険情報はない.
利根川と江戸川の両方が大氾濫して,市内のほとんどが流されるような洪水でも,近所の小川がちょこっとあふれる程度でも「洪水警報」に変わりはない.「大洪水警報」とか「チョー洪水警報」とかはないのである.

判断は学校に任されているので,まぁ仮に,生徒の帰宅中に事故が起きても,「学校の判断としては問題なかった」ということになり,責任は追及されないのだろう.

でもそれでいいのか?
学校は数百人の命を預かっている.全員を安全に自宅に帰さなければならない.そのためには警報の空振りを恐れてはいけないと思う.
それが,危機管理意識というものだろう.

災害は「大丈夫だと思った」素人判断に起きる.
学校には気象庁以上の判断をできる専門家はいないのに,「大丈夫だ」と判断してしまう.つまり,専門家集団が出した警報を,「狼かウソか」と素人が判断していることであり,実はものすごく危険なことなのだ.

数百人全員を無事故で帰宅させるには,警報が出たら即刻休校にすべきだ.
警報は空振りに終わってよいのである,空振りは「よいこと」なのだから.

警報が出るたびに,この素人判断がどうにかならないかと思う.
犠牲者が出てからでは遅いのだ.

2006年10月4日水曜日

編集作業

今日の出張は,自宅から近かった.勤務先より近い.

今日,初めて dvi ファイルに jpeg を埋め込むことに成功した.
10年以上前にepsを埋め込むことには成功していたのだが.バージョンがあがってできなくなり,あきらめていた.

「くろべえさんができないなんて信じられない」といわれ続け,苦節?年.
できたときは久しぶりの感動の一瞬だった.(そうでもないけど)

pdf化したとときに,画像が出ない.
どうするのかな.
また考えようっと.

今日の話題の中に,
「10年位前にセンターで UBASIC の講座やったの誰だろう?」
というのが上ったが,なんか自分だったような気がしてきた.
テキストを TeXで書いた覚えがある.と思ったらファイルを見つけた.
目次や索引までついた,60ページ以上もの力作である.
pdf化してみた.

若かったなぁ.
いまや数ページの組版でもひぃひぃ言っている.
もちろん,全部自分で書いたのではなく,もともとは当時センターのK戸先生がワープロ書いたものを元に,書き足したりしてTeX化したものである.
講座ですべて扱ったわけではなく,基本的な部分だけを説明して,残りは「お土産」である.

自分がやったことを,すっかり忘れていた.

2006年10月3日火曜日

飲み会

土曜日までの文化祭と今日の体育祭,大きな行事が終わって,明日の代休を前に飲み会.
3次会まで参加.といっても自分は明日出張なので,2次会以降はすべて水やウーロン茶で1次会のアルコールを薄めながら.
ちゃんと今日中に帰宅.

家に着いたら,テーブル上にレタスの皿.たぶん母親が天ぷらか何かを持ってきたのだろうが,猫の餌食になったようだ.
しょうがないのでレタスだけ食う.

2006年10月2日月曜日

猫3匹

娘の旅行中,猫を2匹預かることになった.すでにいる猫とあわせて,都合3匹.
なんだか仲良くしている.

うちの老猫は,呼べば近寄るくせに,触ると「やめろー,やめろー」と体で表現しちょっとずつ逃げようとする.でもおとなしいので,普段はそのまま思いっきりなで続けて遊ぶ.
それに比べると娘の猫の1匹は,人の姿を見るとゴロンと寝転がって,「なでてー」.なでると右へ左へごろんごろん転がってかわいい.手を離すと追いかけて頭を押し付けてくる.
でも.もう1匹は「つん」とした感じ.逃げたりはしないが,あんまり近寄らない.いやがるのを追い掛け回すと威嚇してくる.

2006年10月1日日曜日

休日

9月10日以来の休日.長い長い3週間が終わった.

学校へ行かなくても,家でやることは多い.
まず,ごろごろしてテレビを見なけりゃいけない.
今日は朝からたまった洗濯をし,1週間分の食料の買出しに行ったら雨が降り始めてしまった.
夜は夜で酒は飲まなければならない.あー忙しい.

さらに,数学部会誌の編集作業もある.

いや~結局2時間のインタビューのテープ起こしは3万字ほどになった.それを先週の編集委員会で切り落とす.
で,今日は全体の文章を直して,写真や図を配置し,とりあえず完成かな.
4日の編集委員会で最終チェックだ.

その他,3本の原稿のチェックと校正と,自分の担当原稿(書評)の執筆など.今年の書評は半ページ分,写真のスペースもあるのでちょろい500字程度である.

息抜きに午後外出,ユニクロで冬物などを物色していたら,古い知人に声をかけられた.
3年前に銀行員を辞めて,通信教育で教員免許を取り,2年前から小学校の非常勤講師をしているという.思い切ったことをするなぁ.
こちとら20年以上この仕事をしていているが,そんな思い切ったことはできないなー.
あ,教員やめたいといえば,即刻辞めさせてくれて,行政職に配置換えしてもらえるようで,そういう人も結構見かける.(教員は過員だから)
まだ生徒を相手にしている方が楽しいなぁ.