60度,120度も整数の辺を持つものがある。それをまたエクセルでやってみた。
辺の長さ2の正三角形の高さは,$\sqrt{2^2-1^2}=\sqrt{3}$ である。
なので,辺の長さ8の正三角形の高さは,$4\sqrt{3}=\sqrt{48}$ である。
では,$\sqrt{49}=7$ を作ってしまえばよい。
そして,辺の長さ 3 の正三角形を作りこめば,120度の整数三角形1個,60度の整数三角形が2個できる。
3辺が 7, 5, 3 の三角形の 5, 3 のなす角が120度となる「なごみ(和み)三角形」
3辺が 7, 8, 3 の三角形の 8, 3 のなす角が60度となる「なやみ(悩み)三角形」
$\sqrt{7^2+8^2-2\times7\times8\cos120^\circ}=13$ を得る。
3辺が 13, 7, 8 の三角形の 7, 8 のなす角が120度
3辺が 13, 15, 7 の三角形の 15, 7 のなす角が60度
3辺が 13, 8, 15 の三角形の 8, 15 のなす角が60度
さらに,辺の長さ $3+5+7+9=24$ の正三角形を作る。
辺の長さ 9, 15 のなす角が 120度となり,その対辺は垂線をおろしての三平方の定理,または余弦定理で 21 を得る。
3辺が 21, 9, 15 の三角形の 9, 15 のなす角が120度
3辺が 21, 24, 15 の三角形の 24, 15 のなす角が60度
3辺が 21, 9, 24 の三角形の 9, 2 のなす角が60度
そして,辺の長さ $3+5+7+9=24$,$3+5+7+9+11=35$,・・・無限に続く。
これをエクセルで
表示のオーバーフローまでやってみたw
エクセルの式は,
たとえば,1辺が15の正三角形の行は,
120度の2辺を前の行の「正三角形の1辺 8」と「加える奇数 7」として,余弦定理で120度の対辺13 を計算する。$\cos120^\circ=\frac{-1}{2}$ なので,$-2\times8\times7\cos120^\circ=+8\times7$となるから,
=sqrt(8^2+7^2+8*7) をセル参照で作る。
そして,120度の対辺13は,2つある60度の対辺ともなっている。
左側の60度を挟む辺は,前の行の正三角形の1辺 8 と,新たな正三角形の1辺 15である。
右側の60度を挟む辺は,新たな正三角形の1辺 15と足した奇数 7である。
この1行ができれば,あとはコピペでいくらでも。
60度と120度の整数三角形一覧が完成w
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