2023年1月27日金曜日

総務省

総務省,頑張ってるな。

SNSで皆さんのところに届いたという書き込みがあって,うちにもハガキが来ていた。
免許を受けている局,すべてに送っているのだな。


観光船が,使ったりしていた。携帯電話が圏外になる場所があったからだろう。
おそらく,検挙すると「知らなかった」が多いのだろう。そのための周知。
最近,bayfmのラジオCMで聞いたことがある。これは免許を持たない人への周知ということだ。

免許を受けずに使うのはもちろん違法だけれど,免許を取って業務に使うのはもっと悪質。
知っていて業務に使う確信犯はともかく,「知らなかった」と使う者がこのハガキで減れば,確信犯だけに集中できる。

それと,もう一つの目的は,電波利用の共通認識を高めることなのだろう。
「電波を出すには資格が必要で,その設備にも免許が必要,そして免許を受けても電波法上の制限がある」
という,我々が常識に思っていることを
「自動車の運転には資格が必要で,自動車にはナンバーが必要,そしてその利用には道交法の制限がある」
くらいの社会常識まで高めることがねらい。

このハガキにお怒りの局も多いようだ。
まじめに法令順守している局にも送り付けているからな。そりゃ
「白タクはいけません」
というハガキと同じだからな。
「白タク」の違法は社会常識だけれど,おそらく電波利用はそこまで常識になっていないのだ。
「ケータイが届かないから無線使おう」くらいのノリで使うのを,まずは減らすということだな。知識なく使っている連中が「やばいかも」と思ってくれれば目的達成。
税金の無駄遣いだという善良な人もいるけれど,「知らない」連中へのプレッシャーと,社会への周知なら,有効な税金の使い方。どんどんやるべきだ。それによって,確信犯が追い詰められ,排除されることにつながることを期待する。

これから免許試験会場とか,講習会でも,配布するのだろうな。ハムフェアでも大量に配布すればいい。全ブースにポスターを義務付けるとかw。電子申請のキャンペーンなんかよりよっぽどよい。

「違法な使い方をしているヤツにおくればいい」
という人がいたけど,それがわかるんなら,ハガキの前に取り締まるw

無線機の販売に,免許の提示という考えもあるが意味はないな。逆に免許を取りさえすれば,それを免罪符に局免許の申請をせずに使う者が大量に出るだろう。
社会全体が無線免許のリテラシーがないのだからそうなる。
そもそも,自動車免許がなくて自動車が買えるのに,無線機だけそうなのはおかしな話。

「無線には免許が必要で,利用もルールに従わないとだめだよ」ということが,子供でも常識になるくらいに社会に認知されるまで,総務省には頑張ってもらいたい。
我々,免許保持者も総務省任せにせず,知らない人がいたら教えてあげるなど,いろんな場面で無線の免許について啓蒙する責任を感じる。



あと,ふと思ったのが,この郵便が着かなくて戻ったら,
「こいつは違法性が高い」
とマークするとか。

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