2001年1月31日水曜日

廃車

Rover Mini - INDEX

2001年1月廃車



楽しい車だったけど,寄る年波には勝てず.

エンジンの回転数がだんだん上がらなくなり,トルクも出なくなる.症状が出始めて,2日で20km/h 以上で走れなくなった.おそらくヘッドガスケットが抜けたのだろう.直すと買うよりも高くつくので,廃車にした.

とりあえず,自分のパソコンより安い中古車を買った.

Rover Mini - INDEX

シフトノブ折れる

Rover Mini - INDEX

シフトノブが折れる


2000年10月20日
なんとぽっきり!思わず笑ってしまいました.


ちょっと手元が遠くなったけど,まぁ問題ない.もうすぐ車検,簡単に治りそうだ.

Rover Mini - INDEX

猛暑でエンスト

Rover Mini - INDEX

ベーパーロックを起こす


1999年8月9日の猛暑の日.クーラーもないミニで情報教育センターへ出張.その帰り道16:00ころ船橋市運動公園の前,信号待ちの最中,何の前触れもなくエンジン停止,スターターは元気いいが全くかからない.道路の真中,後ろにも車がいたので 急いで手で押して 道端に寄せた.軽い車(680kg)はいい!あとで考えるとスターターが回るので,スターターで寄せてもよかったが.ボンネットを開け,燃料フィルターを見ると真っ白でガソリンが空っぽ(タンクは満タン).スターターぶん回してもガソリンのにおいがぜんぜんしない.

これはあとで撮影,ガソリンのオレンジ色が透けて見える


間違いなくガソリンが来ていない.猛暑によるベーパーロックか,燃料ポンプがいかれたか.燃料ポンプはカムシャフトで駆動していて壊れるようなことはまず考えられない(現代の車ならモーター故障などがありうる)から,ベーパーロックの可能性を信じ,日陰に移してエンジン冷えるまで, 1時間ほど近くの山田うどんに避難.

時間をつぶしてからからスターターを回す.これでだめなら JAF 呼ぶしかないな.お!ガソリンのにおいが漂った矢先,「ぐぉーん」と息を吹き返すエンジン.おうちに帰れました.めでたしめでたし.

猛暑の日で,結構渋滞にも巻き込まれてのことでした. Mini 試作段階では,エンジンの前方,フロントグリルのところに,キャブレターが配置されていましたが,イギリスでは冬季にキャブが凍結してしまうということで,製品段階でエンジン後方排気管の上に設計変更されたそうです.

エンジンルーム

「熱帯」の日本なので冷却水やファンベルトには日ごろ気遣ってましが,今後はベーパーロック起こさないように,渋滞しない道を選んで走るように気をつけよう.

Rover Mini - INDEX

ワイパー

Rover Mini - INDEX

ワイパーゴム交換


これでは拭き取れません
古いワイパーゴム

6月にはいると季節がらガソリン屋でも「換えませんか」と言われ始める.毎回わざと「換えて下さい」と頼む.実はこんな長さのはあるはずがないからわざと頼む,換えられるもんなら換えてみな.すると「すみません,このサイズはありません」(そのつもりで頼んだのさ)ワイパーくらい自分で新しくしよう.

とっても短いので専門店でも売ってません.ローバーに聞いてもなんと「純正品もない」と言われた.

しょうがないから 60cm の市販品 1本を買ってきて,
長い市販品長い市販品

カットw
切断w
たったの 26cm カワイイ

新しくしたワイパーブレード
ワイパーブレード


Rover Mini - INDEX

キャリパ交換

Rover Mini - INDEX

前輪左キャリパ交換


1999年4月24日,ブレーキペダルがふわふわに.エアが混入したようだ.オイルもだいぶ減っていたので下回りをみると,前輪左のディスクキャリパの油汚れがひどい.やっぱ漏れてる.ということでいちおう自分でエア抜きしてから工場へ.

さっそく見てもらうと,キャリパ交換とのこと.
 「これつけていい?」
とボロい Mini をゆびさし,
 「新品は取り寄せに時間かかるし高くつく(部品定価48,500円)」
ということで,中古品を工賃込みで 16,800円,2日間でつけてもらいました.激安!

 代車で借りた車(2000cc AT)は静かで,私はエンジン回ってるのにスタータをまわしてしまい,工場の人も
 「うちの車はうるさいのばかりだから,我々もしょっちゅうやってしまうんですよ.」(笑)

直したブレーキ
キャリパ
Rover Mini - INDEX

タイヤ交換

Rover Mini - INDEX

小さく安いタイヤ


1999年2月パンクしました.タイヤを見ると,ひび割れだらけで直してもまた別の場所から空気が漏れるだろうから全部交換しました.
タイヤ
いやはや 145/70R12 のタイヤは小さく安い.1本たったの2600円.交換工賃500円/本と古タイヤ処理代がやったら重く感じられました.こればかりは1本5万円のタイヤだろうが同じなんですね.

Rover Mini - INDEX

マフラー

Rover Mini - INDEX

マフラーがない!


1998年8月暑いので,乗らずに3週間ほどたったある日,やたら音がいいので車の下を除くと
マフラーがない!

マフラーを止めてるボルトがしっかり地面に並べられていたので,盗まれたようだ! センターマフラーが気に入っていたのにぃ…

人通りのない通りの奥の駐車場で,他の人に聞くとカーステレオ盗まれたり,鍵を壊されたり,いたずらされたりが多いようだ.これ以上いたずらされたら困るので,駐車場をマンション玄関前に変更.



応急処置


で.京葉ホームセンターで90cm32φの手すり用ステンレスパイプを 780円で買ってきてつっこんだら,長さがぴったり.そのまま針金で留めました
ステンレスパイプ

どうせ11月に車検なので,そのときマフラーを取り付けることにして,当分の間「直管」にしとこう. 90cmのパイプがついているだけで3000回転以下なら音もだいぶ気にならない.でもちょっと加速しようと3000回転を超えるととてつもないことになってしまう.

10月もう一つ落下


マフラー2つのうち,盗まれたのはセンターマフラー1つだけだったが,残りの1つ(触媒がはずされ代わりについてた)も落下.針金でくくりつけたパイプが不安定で,残りの1つに負担をかけたようだ.マフラーなしの音は,アイドリングなら大排気量の単車のようでナイスだが,ちょっとアクセル踏むと爆音で,車検も近いこともあり修理にだそう.
残りのマフラー


マフラー修理


「車検通るように触媒をつけて修理してくれ,センター出しマフラーにはこだわらない.新品でノーマルでもいい」と頼んだ.修理工場で見てもらうと
ツインキャブとセットになってる排気管で,ノーマルにはもどせない. 戻すには全部取り替え.そうすると, キャブもノーマルに戻さなくてはならず金がかかりすぎるし作業も面倒.
その上,1000cc用の触媒は手に入らないから1300cc用を加工してつけることになる.マフラーは中古があるからそれをつけてもいいか.


ということでこちらも全く異論はなくそのとおりにしてもらう.
で,できあがりを見ると思いもよらずセンターマフラー.それも中古なのでたった5000円.触媒は新品を加工してなんとかつけてくれたようだ.感謝.全部で40000円で済みました.

生意気にツインキャブ,これのおかげでノーマル部品が使えない.
ツインキャブ

そして,マフラーに鍵(自転車用)をかけました.(笑)
鍵(自転車用)

センター出しマフラーの良いところは,駐車場の車止めにあたらないこと.


「マフラー盗らないで」のポーズ
マフラー盗らないで

最低地上高 6cm (ティッシュの上は触媒)
最低地上高 6cm
でも外車だから車検通過.

直してから3回触媒をこすりましたっっ.(T_T)
1. 12月出っ張ったマンホールのふた
2. 1月新京成の踏み切り(カーブが多すぎるぞ!!)
3. 3月ヨークマートの駐車場


ヨークマートの駐車場ではUターンも考えたのだが.覚悟してそぉーっと通ったら,やっぱり「ごぉりごぉり」.

Rover Mini - INDEX

こんな車

Rover Mini - INDEX

エンジンルーム


エンジンルーム
1959年 Mini が世に出た時,世界初の横置きエンジンでした.電動ファンなどない時代,当然ラジエータは車の左側に押しやられました.バッテリはトランク内.それでも1989年車だからけっこう補器類がついてる.

クーリングファン
夏暑く,冬寒い車です.真冬,水温計の針が動き出すのに10分,暖房が効き始めるのに20分.水温計の針が安定するまで30分はかかる鋼鉄製エンジンブロックです.現代の車がすぐ温まるのはアルミ製だからです.

トランクをあける


トランク
あけるとガソリンタンク(34リッター)丸見え.追突しないでね.雑誌「Mini Freek 6月号」によると,ふたのところまで満タンにするとホントにぴったり 34L 入るそうな.でもそんなことすると,加速時や上り坂であふれてしまう.(*_*)

カバーをめくるとバッテリカバーが見えます.
トランク

こんなところにおしやられたバッテリ.
バッテリ

油を差す!


グリスアップポイント
基本的に40年前と同じ構造の車.メンテナンスフリーの現代の車では考えられない「グリースアップ」が半年ごとに必要.この絵は見やすい後輪のトレーリングアームの付け根のグリスアップポイントにグリスアップしてるところです.前輪のサスペンションにあと3個所,グリスアップポイントのニップルがあります.

まぁ車をいじるのが好きな人向きですな.


前輪サスペンション


F1と同じダブルウィッシュボーンです(だからどうした).グリスアップポイントはタイヤのかげで見えません.黄色いのはショック.
サスペンション
コイルスプリングはありません.

Mini のサスは,このサイズの車に独立サスを実現するためにコイルスプリングを使わず,代わりにラバーコーンというゴムの固まりを使用しています.
ラバーコーン
アッパーアーム真下から覗いた前輪ラバーコーン

Hi-Loと書いてある部品は車高調節器.その向こう側(つまり真上)にある茶色っぽい(ついた鉄粉が錆びたのでしょう)のが,ラバーコーンスプリング.ラバーコーンがぴょこぴょことしたミニの動きを特徴づけています.ラバーコーンはゴムの塊なので,だんだんへたります.すると車高が下がるので,Hi-Lo で車高を調節するのです.
ラック&ピニオン
ステアリングはラック&ピニオン.油を差した時,ラックのゴムの蛇腹が切れているのに気づいたので,車検時,新品に交換してもらった.


エンジンオイル


油といえばエンジンオイル.
エンジンオイル
なんとこのエンジンオイル,ギアオイル,デフオイルも兼ねてます
さすがにブレーキオイルは兼ねてませんw…って当然か.オートマ車はなんとトルクコンバータオイル(いわゆるオートマオイル)も兼ねてます.オイルの種類が1種類で済むというのは合理的(?)ですが逆に負担が大きいので,頻繁にオイル交換が必要.

パネル


座席に座るとステアリングの中心が自分の中心から左へ5cmずれているのがわかります.つまり,座席の中心とステアリングの中心がずれてるんです.
ステアリング

センターメーターはスピードメーターです.その左側の小さいのが水温,右側のが油圧.ステアリングのところに見えるのがタコメーター.最近の車で,「人間工学的に見やすくセンターメーター採用」などといっているが, Mini のセンターメーターは「左右ハンドル付け替えても同じパネルで安上がり」という理由で人間工学なぞ考えてないから見づらいのだ.

はじめてホーンを鳴らす場面では,鳴らすことが出来ませんでした.その5分後鳴らし方をつきとめました(^^;).さてどこでしょう?

パネル
それから「チョーク」(知ってる?)なんてのもついてますし,ベンチレーターのファンは「On-Off」のみで,外気導入のみ.

後部座席に入る


ちょっと大変.あんまり乗りたくない.

どっこいしょ

Rover Mini - INDEX

Mini

1998年2月.
16号線を走っていると Mini の中古車屋があって, Mini が「買ってぇ」と並んでいました.
1989年 Rover Mini 1000.

Mini
1999年4月桜満開


こんな車

マフラー

タイヤ交換

キャリパ交換

ワイパー

猛暑でエンスト

シフトノブ折れる

廃車
くろべえ くろべえ