んー・・・一期一会とか,四字熟語にしようかな.
あ,そうだ,Auld Lang Syne がいいかな.こういうのは,人の言葉を借りるのが簡単.この詩は,そういう目的でたまに使わせてもらっている.
Robert Burns の詩.メロディーは日本で蛍の光になっている.
一番の後半部分だけでいいだろう.
For auld lang syne, my dear,と書いて,一言付け足しておしまいw
for auld lang syne,
we'll tak a cup o' kindness yet,
for auld lang syne.
by Robert Burns
生徒に渡して,それがもう一人の顧問の先生へ.
英語っぽいけど,英単語が不思議なので,英語の先生に質問したそうな.
英語の先生も知らなかったようで,ネットで勉強したという.
自分はさらに,スコットランドの歴史とか,ロバートバーンズが詩を作る以前のこの歌の意味する歴史的なことを解説.
「なんで数学の教員がこんなこと知ってんだろ.おれって,教養あるなー.」(自分で言うなw)
Auld Lang Syne を知ったのは,高校生の時,山下達郎がFM放送で合唱の解説(バーバーショップスタイルとかフォーフレッシュメンとか)をするサンプルのために一人でアカペラ多重録音で合唱にした Auld Lang Syne を聞いたのが最初.
それも,全部作る時間がなかったようで,出だしの
「Should auld acquaintance be forgot, and never brought to mind ?」
だけをいろいろなスタイルで.
このときは純粋に音楽的興味で聞いていた.Four Freshmen な蛍の光はかっこよかった.
で,20年ほど前,スコットランドのことを書いた文章に触れた.
確か岩波書店の「図書」という小冊子だったかな.年間500円くらいで購読していた.
そこに,上記の部分の名訳が出ていて,こちらも忘れない.こちらもグッとくる.
ああ過ぎし日のため訳者の名前も出ていたと思う.ネットで探しても訳文は見つかっても,訳者名は出てこない.
過ぎ去りし日のため
友よ 杯を
遠い 遠いあの日のために
その文章には,スコットランドの歴史と,Auld Lang Syne が Burns が書き直すまえの歌の意味するところ(スコットランドの栄華と衰退)などが書かれていて,感動したのを覚えている.
日本で蛍の光はさよならの曲だけど,Burns が書いた Auld Lang Syne は友情の曲.
9年前の国際数学オリンピックでも,みんなで歌った.
Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind ?
Should auld acquaintance be forgot,
and days of auld lang syne ?
For auld lang syne, my dear,
for auld lang syne,
we'll tak a cup o' kindness yet,
for auld lang syne.
今はネットでなんでも調べられる.逆に量が多すぎて全部を知ることはできないから,それは何も知らないことと同じ.
目の前の宝の山を,宝に変えるのが「教養」ってものだ.
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