1997年11月4日火曜日

1997年度学年通信「さぼてん」より 11月4日号

はじめに

「サボテン」の「ひろば」の中に

最後の○○

という言葉が増えてきて,感慨を覚えます.
この時期,一つの節目が近くなり,それぞれに思うことがあるのでしょう.
私のところにも「広報東葛,卒業号」の「卒業生に贈る言葉の原稿依頼」が来ました.

 どうも私は「節目」が苦手で,冠婚葬祭すべて駄目です.
というより,皆がある一つの感動なり悲しみなりを分かち合う場面がどうも苦手です.
文化祭でクラスのみんなが感動している時に担任として何か言えば,普段授業で寝ていたり内職している人でも,素直に心に染み入るのだろうと思います.
でも,なんだか「感動の場面を利用して小言を伝えている」ようでフェアじゃない気がするし,だいいち照れ臭い.

卒業式ではほとんどの人が感動すると思います.
そこで何か言うときっと心に残ると思います.
私の気持ちとしては

「あー!はずかしー」

だから去年の卒業式での私の言葉は,

「卒業おめでとう,お元気で.」

その後のクラスでの最後のホームルームでは,5分で通知表その他配布物を配って「さようなら」.
感動の場面で素直に感動を共有できないというのは,つまらない性格だと思う.
みんながうらやましい.感動の輪の中に入れないというのはさみしいものです.

で,今年もそうなると思うので,今のうちに言い訳をしておいて,その場では言えない普段思うところを書きます.

いま

人類がいるおかげで,地球上の生物の滅亡が速まっているのはみんな知っていることだと思う.
そして食べ物が余って大量の残飯を廃棄する国と,飢餓で苦しむ国があるし,銃声の絶えない地域がある.
それから,報道機関と警察の結託で,無実の罪を着せられた人もいるし,だいたい報道機関の姿勢は「逮捕=有罪」だ.
官僚の賄賂の授受も横行し,企業の不正も絶えないし,政治家は名誉と保身と票にしか頭にないし,モラルもなくなり,「医師や弁護士や教師や警察官もやっぱり人の子だ」という言葉しか出ない破廉恥な事件も多い.
HIVを病気の治療で感染させられた人もいれば,世の中の差別がなくならないことも知っていることと思う.
外国人は理由なく怖がられるかあるいは変に意識されるし,日本宗(正月は神道,葬式は仏教,結婚はキリスト教)から逸脱すると,「常識」を疑われるか変わり者扱いされる.

こういった世界の閉塞状況をどうとらえるか,さらには,解決できるのか.

  1. 自分で解決する
  2. 誰かが解決するだろう
  3. どうせ解決できない.あきらめる
君ならどれにあたる?
テーマを絞っても良いので,学年通信に投稿して下さい.
私も次回までに考えます.

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