AWESOME Transmitters によれば,
LAT 32.04 (緯度)
LON 130.81 (軽度)
FREQ 22200Hz (周波数)
SIGN JJI (識別信号)
LOCATION Ebino, Japan えびの市
FORMAT FSK (電波形式)
kW 200 (出力)
識別信号JJI はアマチュア無線でいうところのコールサイン。
3文字しかないのは,昔の銚子海岸局 JCSとか長崎海岸局 JNS があったが,今は標準電波の JJY くらしかない。
放送局はJOから始まる4文字だ。NHKが JOAK,BayFMは JOGV
電波形式 FSK は0と1 を周波数偏移で表現するディジタル信号であるが,22200Hzくらいの電波だと昔のアナログモデム程度の通信速度かも。
ディジタルなので,暗号化は簡単。
我々がネットで使っている程度でも極めて安全である。>以前の記事
当然このような通信では,我々の使うものより安全のはず。
22200Hzの波長は300000km÷22200=13.51km
出力200kW は500Wの電子レンジの400倍
潜水艦はこれを,水面下に数キロの電線を伸ばして受信する。送信はできないから交信はしない。
露頂すれば,衛星通信で高速データリンクで交信できるが,潜水艦は存在を知られないことに意味がある。電波を出したら内容は暗号化していても電波の発生源から存在が知られてしまう。
「どこかにいるかもしれない」
と思わせることが潜水艦にとっては大事。
「コイル局舎」の巨大コイル。VHFアンテナ位のサイズはある。
木枠に入っているのは,金属だとコイルに影響するから。チューニングで動かすようで,車輪まで木製だ。
周波数帳に公開されていた。他国の周波数も載ってた。
45Hzといえば,音で聞いてもかなり低い。
電波形式 FSK は F1B。
潜水艦(艦船)相手なので,山の上にあっても「海岸局」w
「周波数を公開したらジャミングを受けるのでは?」
と聞かれた。
妨害するには,同程度の施設で,数百倍?数千倍?の出力が必要かな。
鉄塔の基礎部分で距離を測ると,アンテナの長さは 3.91km >地図
常駐している思われる南側の建物。
3.91kmのアンテナは波長13.51kmに対して,
3.91km÷13.51km=0.289波長。
0.5(半)波長なら,同調するけれど,短い(笑)のでコイルで同調させるのだろう。
潜水艦への送信は,おそらく空港のATISのように一定時間ごとに情報を変更しながら繰り返し,全潜水艦に放送していると思う。
ディジタルはノイズに強いので,ジャミングには同程度のアンテナで,数百倍?数千倍?のパワーを24時間必要な期間出し続けなければ意味がないから,現実的ではない。
もしジャミングされたら,飛行機を飛ばして,それぞれ数キロのアンテナを伸ばし,上空から放送すればよい。
それを邪魔されたら,それこそ空自の出番だ。ジャミングより,攻撃に対してのほうがぜい弱。なので,アメリカは専用の航空機E-6がある。>Wikipedia
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