「たすきがけ」という言葉に初めて触れたのは中学生の時で,無線の「たすきがけ運用」という言葉だった。
などという言葉が出ていて,送信周波数と受信周波数が異なる運用のことを指しているのだが,
「たすきがけ」って何?
まぁ,「たすきがけ」の意味を知らずとも,
「送信周波数と受信周波数が異なる運用のことですよ。」
という説明はできる。今は「スプリット運用」という。
そうじゃなくて,スプリットがなぜ「たすきがけ」なのかということ。
タスキがけ,って書くと タヌキがけ みたいだw
次に,高校の数学に「たすき掛け」による因数分解が出てきた。
「たすき掛け」って何?
もちろん,
「因数分解のワザですよ。」
と答えられる。
そうじゃなくて,因数分解がなぜ「たすき掛け」なのかということ。
そもそも駅伝や選挙演説の襷は,肩から斜めにかけている。
今は,和服の たすき掛け を知っているので,因数分解のワザが「和服のたすき掛け」とわかる。
因数分解のたすき掛けは,$6x^2-7x-10$ の因数分解の試行錯誤のことをいう。
閑話休題
数学の苦手な生徒には
「線になぞるように掛け算をする」のが分かってもらえない。
で,掛ける数を,丸で囲むとわかってもらえた。
まさに和服の「たすき掛け」のようで,いい感じ。
あと,「解の公式を使えませんか?」という,スルドイ生徒もいた。でも,
「使っていいよ。これの解は $x=2, \frac{-5}{6}$ になるけど,これをつかって,(・・・)(・・・)にする方法は自分で研究してね。2年生(数II)になったら教えてあげるから。」
これが,本来の勉強だと思う。
でも
「スプリット(送信周波数と受信周波数が異なる運用)」
のどこが「たすき掛け」なの?
バツ印あるかな。
謎は深まるばかり。
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