「2の奇数乗を3で割った余りは2」
を前回の記事で,2項定理を使ってゴリゴリやる方法と,合同式を使ったスマートな方法でやってみた.>以前の記事
が,もう一つ,induction でもいいな.こっちも「ごりごり」に比べれば多少簡潔.
正の奇数 q に対して 2q を 3で割ると余り2の証明
q=2n−1 とする.
n=1のとき,q=1 より 21=2 を3で割ると余り2より成り立つ.
nのとき成り立つと仮定すると,
22n−1=3k+2(kは整数)
と表せる.
両辺 4 倍すると,
4×22n−1=4×(3k+2)
22n+2−1=12k+8
22(n+1)−1=12k+6+2=3(4k+2)+2
より,n+1のときも3で割って2余る.
したがって,すべての n について成り立つ.
>数学的帰納法に関する記事
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